バイクのタイヤ交換の目安は?料金の相場や時期も解説

投稿日:2022年7月27日 更新日:

タイヤは、運転や乗り心地を左右する重要なパーツです。特にバイクのタイヤは車よりも車体や運転への影響が大きいため、定期的なメンテナンスやタイヤ交換を怠ると大きな事故に繋がりかねません。今回は、バイクのタイヤ交換のタイミングや工賃の目安などについて解説していきます。

タイヤ交換とは

バイクには前輪のフロントタイヤと後輪のリアタイヤがあり、それぞれの交換を行うことをタイヤ交換といいます。プロに依頼すれば15~30分で終わる作業です。以下にてタイヤ交換に関するポイントを見ていきましょう。

工賃の相場は?

タイヤ交換は様々な条件によって工賃が変わりますが下の表が目安となります。リアタイヤはフロントタイヤに比べ分解に手間がかかるため工賃が高くなる傾向があります。

項目 工賃
ホイール持ち込み 1,000円~10,000円前後
125cc未満 3,500円~10,000円前後
125cc以上 3,500円~15,000円前後
250cc以上 4,000円~20,000円前後

タイヤの処分費用やタイヤの持ちを良くする窒素ガスの充填は数百円で行ってもらえることが多いです。ホイール付きで処分する場合は無料での処分や買取を行ってくれることもあります。

タイヤ交換はどこでする?

ディーラー
バイクの販売店は基本的にタイヤ交換を受け付けています。購入している店舗であればバイクの状態を理解してくれていることが多いため、メンテナンスも併用するとおすすめです。ただ、全体の点検も含むと工賃や商品代金が高くなったり品揃えがなく取り寄せに時間がかかることもある点は認識しておきましょう。

タイヤ専門店
タイヤ専門店では在庫を豊富に用意しているので、即日タイヤ交換できるケースが多くなっています。専門店はタイヤ交換のみを行うので工賃などを抑えることはできますが、タイヤ交換に使う工具などしか置いていないため詳しい点検を行うことはできなかったり、バイクの整備士より知識が乏しい場合があります。

バイクショップ
バイクショップは、ディーラーに比べタイヤメーカーの選択肢や点検する範囲を選ぶ自由度が高くなります。ショップによってはタイヤを置いていない場合や修理の予約が多く交換を行っていない場合があるため、事前に連絡を入れておくと安心です。

ガソリンスタンド
バイクショップやタイヤ専門店は店舗数が限られていますが、ガソリンスタンドは全国にあるため気軽に活用できます。ただバイクを専門とはしていないため、専門店やバイクショップに比べると知識や技術が乏しい可能性があります。車のタイヤしか扱っていない店舗もあるため事前に連絡をして確認しておきましょう。

自分でもできる?

きちんと知識を付ければ自分で行うことも可能ですが、専用の道具と高度な技術が必要で、少しのミスや不注意が重大な事故につながる可能性もあります。
また、全ての道具を揃えるためには少なくとも7,000~10,000円は必要になるため、業者に依頼する方が節約になることもあります。

タイヤ交換のタイミングや頻度は?

バイクの使用頻度や乗り方によってタイヤの摩耗スピードが違うため、タイヤ交換のタイミングや頻度は一概にはいえません。しかし、遅くともスタッドレスタイヤは3年、通常のタイヤは10年が寿命だと言われているためその期間内には行うようにしましょう。他にも、以下のポイントからタイヤ交換のタイミングを判断することができます。

1.走行距離で判断

峠や山道、サーキットなど不安定な道の走行や過酷な環境で使用するとタイヤの劣化速度が早まります。タイヤ交換が必要となる走行距離の目安は、一般使用で約20,000km~25,000km程度、峠やサーキットで利用する場合は約5,000km~7,000km程度、ロングツーリングの場合は約10,000km~12,000km程度です。

2.スリップサインで判断

スリップサインというのは、ホイール横のタイヤ側面にある「三角マーク」を指します。この三角マーク延長にある溝を見て、表面が溝の高さと重なりそうなときが交換するタイミングだと言われています。
また、スリップサインには車検基準である残量0.8mmを示す重要な役割があります。タイヤは最低限の溝がなければ、車検に通すことができなくなり違反で捕まることもあるので注意しましょう。

溝の深さを測る方法は、1,000円以下で購入可能なデプスゲージという計測器をタイヤの摩耗が激しい部分に当てる測定のしかたが一般的です。

3.タイヤの状態で判断

タイヤはゴムでできているため日光や雨風などが原因で表面が硬化していき、ひび割れや破裂が進行していきます。表面に劣化が出てきたら放置せずにメンテナンスを行いましょう。保管するときはバイクカバーをしっかりタイヤまで被せることで紫外線や雨風から守ることができます。

タイヤ交換をしないとどうなる?

最悪運転ができなくなる

上述した通り、車検の項目にはタイヤチェックがありスリップサインにて「溝が0.8mm以上残っているか」を確認します。消耗仕切ったタイヤのままだと車検に通らない可能性があり、最悪違反となりバイクを運転できなくなる可能性もあるため注意が必要です。

燃費が悪くなる

タイヤが劣化することにより表面にひび割れが起きてしまい、タイヤの空気圧が不足することで変形して正しい形を保てなくなります。そのまま走行するとスムーズに運転できなくなり急ブレーキなどのパワーロスが多くなる結果、燃費の悪化などに繋がってしまいます。

事故リスクが増加

消耗仕切ったタイヤで走っていると乗り心地が悪くなったり、グリップ力が低下してスリップしやすくなります。特に雨の日などは道路が滑りやすくなり、衝突や転倒などの事故リスクが増加してしまいます。

タイヤ交換直後も注意

新品のタイヤは劣化を防ぐために工場出荷時から油脂が塗られているため表面がツルツルしています。よって、タイヤ交換の直後はスリップによる転倒などを避けるために慣らし運転を行うことをおすすめします。慣らし運転をしタイヤを一皮むくことで、表面の滑りやすい部分を落とし本来のタイヤが持つグリップ力を発揮することができます。

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任意保険の加入後が好ましい

スリップや転倒の事故に備え、任意で加入できる「任意保険」にもしっかりと加入をした方が格段に安心です。
対人への補償であれば自賠責保険で賄うことができる可能性はありますが、単独事故や対物事故の場合は任意保険に加入していないと基本的には全て自費で支払わなければなりません。この場合、一生を棒にふるう金額になる可能性も大いにあります。

任意保険の選び方は?

バイク保険一括見積サービスなどを利用することで手間をかけず比較検討ができ、より希望の補償内容で保険料を抑えられる可能性があります。

まとめ

今回は、バイクのタイヤ交換のタイミングや工賃の目安、必要性などについて解説しました。タイヤ交換を怠ると普段の乗り心地が悪くなることはもちろん、車検が受けられなかったり事故のリスクが上がってしまったりと様々なリスクがあります。雨の日のスリップなど、タイヤの劣化による万が一の事故に備えて任意保険にも加入しておくことをオススメします。バイク保険一括見積サービスを利用すると、効率よく自分に合った任意保険を選ぶことが可能です。
適切なタイミングでしっかりタイヤのメンテナンスを行い、快適なバイクライフを送りましょう!

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