大学生もバイク保険に入るべき??保険料を抑える方法は??

投稿日:2021年2月26日 更新日:

大学進学をきっかけに、バイクに乗り始める方もいらっしゃると思います。ただバイク保険は自動車保険と比較すると、その加入率は決して高くありません。バイク保険は必要ではないのでしょうか。また基本的に大学生のような若者の保険料は高くなりやすいです。今回はなぜバイク保険に加入すべきなのか、また大学生が保険料を抑えるためにできることについて解説していきます。

大学生に任意保険は必要??

そもそもどうして任意のバイク保険は必要なのでしょうか。自賠責保険だけでは十分ではないのでしょうか。考えていきましょう。

自賠責保険だけでは不十分!

自賠責保険の補償内容は限られています。自賠責保険で事故の際に補償されるのは、事故相手の死亡やケガに対する補償のみとなっています。そのため、建物や公共物、自分のケガやバイクの補償を受けることはできません。店舗に突っ込んでしまい、営業停止させた場合高額な賠償責任が発生することがあります。

また補償額の上限も決められており、相手のケガや死亡に対する高額な賠償に対応できません。後遺障害に対しての支払限度額は最高4000万円、死亡に対しての支払限度額は最高3000万円となっています。そのため、自賠責保険では億を超える賠償責任に対しての備えは不十分と言えます。

任意保険で備える!

任意保険であれば、自分に必要な補償内容で契約することができます。相手の死亡やケガに対してだけでなく、事故の際に破損させてしまった建築物などへの賠償、自身のケガやバイクの補償を受けることができます。

また補償額も自賠責保険よりも多く受け取ることができます。特に高額な賠償責任が発生しやすい対人賠償や対物賠償などは、保険金の上限を無制限で契約できます。任意保険で万が一に備えておくことが大切です。

将来のために備える!

億を超えるような賠償責任が発生した場合、大学卒業後も賠償金を支払い続けることになってしまいます。そうなれば自分だけでなく、親などの家族にも長い間何らかの影響を及ぼします。今後の人生のためにも、また家族のためにも、任意保険でしっかり備えておくことが大切です。

20歳未満の学生でも保険に入る方法は??

契約する方が20歳未満の未成年の場合、保険会社と単独で契約することはできません。以下では未成年でもバイク保険を契約する方法について解説していきます。

親が契約者、本人は記名被保険者になる場合

親がバイク保険の契約者となり、本人は記名被保険者になる方法です。契約者とは、契約の名義人として契約の手続きや保険料の支払いを行う方を指しています。一方で記名被保険者とは、バイクを主に運転する人のことを指しています。

本人が契約者となる場合

20歳未満本人が契約者となる場合、親権者の同意が必要となります。保険会社によってはこの方法を認めていないこともあるので注意しましょう。契約を結ぶ際に、本人が婚姻している、もしくは就業している場合、法定代理人が不要になることもあります。

ファミリーバイク特約を利用する場合

ファミリーバイク特約とは、任意の自動車保険に加入している人が付帯できる特約の一つです。親や同居中の親族が契約している自動車保険にファミリーバイク特約を付帯してもらうことで、125㏄以下のバイクに搭乗中に起こった事故での損害や賠償についての補償を受けることができるようになります。

大学生の保険料が高くなりやすいのはなぜ??

実は、大学生の保険料は高くなりやすい傾向があります。高くなりやすい理由を確認して、どうすれば安くできるのかを考えてみましょう。

年齢条件を絞ることが難しいから

バイク保険では運転者を年齢によって制限することで、保険料を抑えることができます。しかし年齢条件を設定できるのは21歳以上、もしくは26歳以上の制限となっています。そのため大学生のような若者が運転する場合、年齢を制限して保険料を抑えることができません。年齢によって保険料が変わるのは、年齢による事故率の違いによります。10代~20代はほかの世代よりも事故率が高く、その分リスクも高まるため、保険料も高くなりやすい傾向にあります。

等級が低いから

バイク保険は等級によって保険料が変動します。等級は1~20まであり、等級が高いほど保険料は安くなります。等級は、任意保険に契約しながら1年間保険を一度も使用しないことで翌年度に1等級上がる仕組みとなっています。任意保険に新規で契約した場合、6等級から始まるため保険料が割高になりやすいです。

免許の色がグリーン、ブルーだから

保険料は免許の色によっても変わります。保険会社によってはゴールド免許割引があるものの、グリーン免許やブルー免許に対する割引はありません。そのため免許を取ってからの期間が比較的短い大学生は、保険料を安くすることができません。

保険料を安くするためには??

それでは大学生の保険料を抑える方法について確認していきましょう。

ファミリーバイク特約を利用する

ファミリーバイク特約では、保険料は等級や年齢の影響を受けないため、任意のバイク保険と契約するよりも保険料を抑えることができる場合もあります。逆に言えば、等級が上がらないため長期間バイクに乗る場合は、任意保険の方が安いこともあるでしょう。

セカンドカー割引を利用する

セカンドカー割引とは、2台目以降のバイクを新たに契約する場合、一定の条件を満たすことで利用できる割引制度のことです。新規でバイク保険を契約する場合、通常6等級から開始しますが、セカンドカー割引を利用することで7等級から開始できます。

セカンドカー割引の適用条件は下記の通りとなっています。

1台目のバイクのバイク保険の等級が11等級以上であること
2台目以降のバイクが今回初めてバイク保険に契約するバイクであること
以下の①、②それぞれの条件を両方満たしていること
2台目の契約の記名被保険者が個人で以下のいずれかであること 2台目の契約の車両保有者が個人で以下のいずれかであること
1台目の契約の記名被保険者 1台目の契約の車両保有者
1台目の契約の記名被保険者の配偶者 1台目の契約の記名被保険者
1台目の記名被保険者またはその配偶者の同居中の親族 1台目の契約の記名被保険者の配偶者
1台目の契約の記名被保険者またはその配偶者の同居中の親族

家族間で等級引継ぎを行う

同居中の親や親族のバイク保険の等級を引き継ぐことができます。家族の高い等級を引き継ぐことで、保険料を抑えることが可能です。例えば、家族が既にバイク保険に入っており、大学生自身は新しくバイクを購入した場合に、その家族のバイク保険の等級を大学生に譲り、その家族自身は新しくバイク保険に加入するとします。大学生が新しくバイク保険に加入するよりも、こうした場合の方が新しい保険に年齢条件を設定できるため、家族全体の保険料を抑えることができるケースもあります。保険会社に相談して、金額を確認してみるとよいでしょう。

注意点としては、等級を引き継げるのは「配偶者、もしくは同居中の親族」に限られています。そのため、大学進学を機に一人暮らしを始めた場合、等級を引き継ぐことはできません。

まとめ

大学進学などをきっかけにバイクに乗り始める方も、任意保険は必要です。自賠責保険だけでは補償内容は不十分なので、万が一に備え、任意保険でしっかり備えておきましょう。また大学生は比較的保険料が高くなりやすいです。ファミリーバイク特約や家族からの等級引継ぎなどの利用も検討して、万が一に備えましょう。

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