バイク保険に1カ月だけ入りたい!短期利用はできる?

投稿日:2021年11月17日 更新日:

バイクのツーリングにはバイク保険があった方が安心とはいえど、1日や2日だけのために通年で加入するバイク保険に入るのはちょっともったいない気がしますよね。できるだけ短期で利用したいし、可能なら日割りで加入したいはず。というわけでバイク保険の短期利用や日割りについて調べてみました。

1日バイク保険はある?

バイク保険には自動車保険と違い1日バイク保険(ワンデイ保険)はありません。その理由の一つとしてはバイクが自動車に比べ交通事故時の重傷・死亡リスクが高いからだと考えられます。重傷・死亡時には保険金が多く支払われ、1日バイク保険の想定利用者数も考えると、保険料もそれ相応に上げる必要があり、保険として適切に運営していくことが難しくなると想定されます。

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そのため、バイク保険を短期間のみ利用したいと思っても1年契約のものを途中解約するなどの手段となり、月払程度の保険料は発生します。これはドライバー保険(借りている車で使える。バイクも可。ただし、自分の車やバイクでは使えない。)でも同様で最短でも一ヶ月からの利用となります。

補足ですが、1日自動車保険とドライバー保険は別物です。ドライバー保険ではバイクも補償されますが、1日自動車保険ではバイクは補償されませんので注意しましょう。

1日自動車保険 ドライバー保険
補償期間 1日単位 原則として1年
等級制度 なし あり
車両補償 契約タイプによって付帯可能 付帯できない
対象車両 他人や親族(配偶者は除く)が所有する車
(普通・小型・軽四輪)
※一部対象外の車種あり
他人や別居の親族が所有する自家用車
(普通・小型・軽四輪・小型貨物・軽四輪貨物・普通貨物・特殊用途・二輪・原付)

バイク保険の解約返戻金は基本的に日割り計算されない

バイク保険は基本的に1年単位での契約で、月払もしくは年払で保険料の支払いをすることになります。解約自体はどのタイミングでも行うことができるため、1日だけ加入するということ自体は可能です。ただし、解約時に未経過分の保険料が解約返戻金として返ってきますが、その計算には基本的に日割りは使われません。月払で保険料を支払う場合は月の途中で解約してもその月の1カ月分丸々の保険料の支払いが生じますし、年払で支払う場合には短期率と呼ばれる係数を使っての計算となりますが、基本的に月割りよりも解約返戻金が少なくなります。

短期率は以下の通りです(※保険会社によって異なることがあります)。

経過期間 短期率
7日まで 10%
15日まで 15%
1か月まで 25%
2か月まで 35%
3か月まで 45%
4か月まで 55%
5か月まで 65%
6か月まで 70%
7か月まで 75%
8か月まで 80%
9か月まで 85%
10か月まで 90%
11か月まで 95%
12か月まで 100%

解約返戻金は1-短期率で計算された割合の額が返ってきます。例えば、バイク保険を年払で契約して7日以内に解約した場合、短期率は10%なので支払った保険料の90%、15日以内であれば短期率が15%なので85%が解約返戻金として返ってきます。そのため、7日以内に解約するのであればおおよそ36日分の保険料が必要になるというわけです。

月払であれば年間保険料としては年払の保険料よりも高いものの、一月分の保険料の支払いでバイク保険を利用可能です。短期間で比べた場合、月払の方がお得にバイク保険を利用可能ですので支払方法で月払を選ぶようにしましょう。注意点として、解約するのであれば翌月の保険始期日と同じ日にちまでに解約するようにしてください。例えば、4月10日に契約したら5月10日までに解約するということです。期間が1日でも超えたら追加で1か月分の保険料が必要となります。

バイク保険に加入してしっかり補償!

短期間のみバイクを利用する場合に取れる手段

短期間のみバイクを利用するという場合にどのような手段を取れるのか紹介します。

自分が所有するバイクの場合

バイク保険を月払で契約し、不要になったら解約する

まず、自前のバイクを使うのであれば月払でバイク保険に加入し、一ヶ月以内に解約するという形がいいでしょう。

月払では年払の保険料よりも5%ほど高い保険料となっていますが、途中解約する場合は解約返戻金の計算式の関係で年払よりも安く利用できるというわけです。また、保険も一ヶ月の間利用できるため、1日だけバイクを利用することにこだわらず、期間中好きなだけバイク保険を適用しながら走行することが可能です。時には立て続けにツーリングの予定がたつ可能性もありますので、価格面から見ても実用面からも短期間であれば月払でバイク保険を利用しましょう。

125cc以下ならファミリーバイク特約も検討

所有するバイクが125cc以下の場合、自動車保険の特約にあるファミリーバイク特約が利用できます。自動車保険の特約なので自動車保険の契約があることが前提ですが、対象が以下の通り家族も含まれるので必ずしも自分で自動車も持っている必要はありません。

<ファミリーバイク特約の対象>

  • 記名被保険者(自動車保険の主な運転者)
  • 記名被保険者の配偶者
  • 記名被保険者または配偶者の同居親族
  • 記名被保険者または配偶者の別居の未婚の子

ファミリーバイク特約では、対象の人が運転する125cc以下のバイクが台数の制限なく補償されます。短期利用を目的とした特約ではありませんが、保険料も抑えられており、借りたバイクでも補償を受けられます。家族で複数台所有するという場合は特に価値の高い特約でしょう。

バイクを借りる場合

レンタルバイクを利用する

自前のバイクでなくていいなら、レンタルバイクを利用するのもありです。レンタルバイクを借りる際には基本的に同時に保険にも加入することになるので安心して運転できます。ツーリングのために1日だけ利用したいという場合にピッタリです。

注意点としてはバイクのレンタル料金がそれなりにかかってしまうので、バイク保険の月払の場合よりもかえってコストがかかる可能性もあります。また、そもそもバイクを借りられるショップが近場にないこともあります。好きなバイクを選べるという利点もあるものの、自前のバイクを使う際のバイク保険料を調べてから利用してください。

ドライバー保険を契約する

ドライバー保険は借りた車やバイクで事故にあった場合に備えられる保険です。契約は基本的に1年契約ですが、1か月のみ契約できる保険会社もあります。対人・対物賠償や人身傷害など補償内容も充実していますが、車両補償がないことには注意が必要です。

1年契約が基本で等級制度もあるなど、基本的には年に1、2回のみではなく1年を通じて何回も借りる場合に適した保険になっています。

毎年自前のバイクに乗るなら、バイク保険に加入がおすすめ

仮にワンシーズンに数日、毎年バイクに乗るという場合はバイク保険に年払いで入ることも検討しましょう。通年で継続的にバイク保険を利用することで等級が上がっていき、保険料も安くなっていきますのでかなりおすすめです。

ちなみにバイク保険の契約内容を変更することで旧契約内容と新契約内容の差額分、過払い部分に対して短期率に照らし合わせて返還保険料が返ってきます(契約内容変更による未払いも同様に短期率に照らし合わせて決まります)。ですからバイクを利用しないシーズン外は人身傷害保険を外すなど保険料を安くするとよいでしょう。

また保険料をお得にしたいのであれば、バイク保険の保険料を最適化するのも重要です。最適化は様々な保険会社の保険料を比較して行います。そんな時一社ずつ保険料を見積もるのは大変手間です。弊社の一括見積もりサービスであれば複数のバイク保険の保険料を一括で見積もることができますので比較や保険の目星をつけるのに便利です。下部のバナーからご利用可能ですので使ってみてください。

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