40代、50代のバイク保険料

投稿日:2022年11月29日 更新日:

日本自動車工業会による「2021年度二輪車市場動向調査」によると二輪車購入者の全体の平均年齢は54.2歳、126~250㏄では、48.8歳、251~400㏄では、46.4歳、401㏄~は52.0歳だったそうです。50㏄までのバイクでは56.7歳と高くなっています。2021年度調査では、30代以下の割合が2019年度より増えたようですが、バイクの購入ユーザーは依然と40代、50代が多いようです。

そこで、バイクユーザーで一番多いと考えられる40代、50代のバイク保険料はいくらくらいなのかとバイク保険料を安く抑えるポイントについて紹介します。

40代50代のバイク保険料相場

バイクは自動車同様に自賠責保険の加入が必要です。バイク保険とは、一般的に任意保険のことを指し、事故リスクに備えて自賠責保険とバイク保険(任意保険)の保険料の支払いが必要です。

自賠責保険料の相場

バイクの自賠責保険料は排気量と契約期間によって異なります。

250㏄超のバイクのみ、25カ月や37か月といった中途半端な期間が設けられています。これは250㏄超のバイクは車検を受ける必要があり、この期間は車検を受ける際に、自賠責保険の契約期間が切れないように余裕を持っておくため設けられています。

125㏄以下 125㏄超~250㏄以下 250㏄超
12か月 6,910 7,100 7,010
13か月 7,150円
24か月 8,560 8,920 8,760
25か月 8,910円
36か月 10,170 10,710 10,490
37か月 10,630円
48か月 11,760 12,470
60か月 13,310 14,200

202341日以降始期の保険料(離島以外の地域(沖縄県を除く))

バイク保険(任意保険)料の相場

バイクの保険料は補償内容や等級、排気量などによって異なります。そのため、あくまでも参考の相場となりますが、当サイト「インズウェブ」のバイク保険一括見積サービスを利用したユーザー(2021年~2022年3月)から調査した排気量と年代別の保険料平均データを紹介します。

バイク保険は車両補償が一般的ではありません。車両補償の用意がない保険会社もあるため「車両補償なし」の保険料平均データです。

125㏄以下 125㏄超~250㏄以下 250㏄超
17歳~20 76,448円 127,949円 127,825円
21歳~25 49,709円 58,489円 61,626円
26歳~29 39,617円 47,362円 48,389円
30代 37,758円 39,229円 40,462
40代 35,611円 36,633円 36,875円
50代 34,818円 34,547円 34,385円
60 33,116円 34,360円 34,803円

20代で細かく分かれているのは、バイク保険の年齢条件の設定が、「全年齢」「20歳以上」「26歳以上」と別れているためです。

40代50代のバイク保険料

1年分の自賠責保険料と上記の40代、50代のインズウェブ調査の任意保険料の合計をバイク保険料の相場として紹介します。バイク保険料の平均額は、上記、「インズウェブ」のバイク保険一括見積サービスを利用したユーザーの平均額です。あくまでも参考までにとどめるようにしましょう。

40代のバイク保険料相場(参考)

自賠責保険を2年契約したと仮定して金額を算出していきます。

125㏄以下 125㏄超~250㏄以下 250㏄超
1年間の自賠責保険料(※) 4,280 4,460 4,380
バイク保険料(任意保険) 35,611円 36,633円 36,875円
合計 40,036円 41,518円 41,510円

※自賠責保険を2年契約した場合の1年あたりの保険料です。

50代のバイク保険料相場(参考)

自賠責保険を2年契約したと仮定して金額を算出していきます。

125㏄以下 125㏄超~250㏄以下 250㏄超
1年間の自賠責保険料(※) 4,280 4,460 4,380
バイク保険料(任意保険) 34,818円 34,547円 34,385円
合計 39,243円 39,432円 39,020円

※自賠責保険を2年契約した場合の1年あたりの保険料です。

バイクの維持費はどのくらいかかる?

バイクの維持費で必要となる項目は主に下記8つです。

  • 軽自動車税
  • 自動車重量税
  • 自賠責保険
  • バイク保険(任意保険)
  • 車検費用
  • ガソリン代
  • 駐車場代
  • メンテナンス代

バイクの税金

バイクは、排気量別に軽自動車税と自動車重量税がかかります。

軽自動車税

毎年、4月1日時点のバイク所有者に対して課せられる税金で、市区町村から納税通知が送られてきます。

排気量 軽自動車税(1年間)
原付自動車(第一種) 50㏄以下 2,000円
原付自動車(第二種) 50㏄超~90㏄以下 2,000円
90㏄超~125㏄以下 2,400円
二輪の軽自動車 125㏄超~250㏄以下 3,600円
二輪の小型自動車 250㏄超 6,000円
自動車重量税

バイクの場合、四輪自動車と異なり、排気量によって税率が変わります。自動車重量税はバイクの登録タイミングや、車検のタイミングで次の車検までの税額をまとめて払います。つまり、250cc超のバイクは年1,900円ですが、実際には2年分を払うので3,800円の支払いとなります。

排気量 重量税
二輪の軽自動車 125㏄超~250㏄以下 届出時に4,900円
二輪の小型自動車 250㏄超 年1,900円(登録後12年まで)
年2,300円(登録後13年~17年)
年2,500円(登録後18年以上)

車検費用

原付バイク及び250㏄以下のバイクには車検が必要ありません。一方で、250㏄超のバイクには車検が必要となります。車検の有効期間は、新車で3年間、中古バイクや車検2回目以降は2年間となります。車検時にタイヤがすり減っていたり、オイルが切れていたりするとより車検費用が必要になってきます。普段からメンテナンスを行い、車検時の備品交換などをなるべく減らすことで、車検費用を抑えることができるでしょう。

車検時には自動車重量税と自賠責保険の支払いを同時に行います。そのため、車検時にかかるお金は多くなりやすいです。車検前にはまとまった金額を準備しておくとよいでしょう。

ガソリン代

どの程度バイクに乗るか、バイクの燃費によってもガソリン代は変わります。例えば、250㏄のバイクの燃費は大体30~50km/L。年間走行距離を5,000km、ガソリン単価を160円/Lと考えると、年間のガソリン代は約26,000円~16,000円になります。

駐車場代

自宅にガレージなどがある場合、駐車場を借りる必要はありませんが、バイクの保管場所が必要な場合、バイクを置いておく駐輪場を借りる必要があります。料金は地域にもよりますが、大体毎月数千円程度のようです。

メンテナンス代

走行距離によってタイヤやオイルなど、消耗品部品の交換やメンテナンスが必要となります。定期的にメンテナンスを行い、安全運転を心がけましょう。

バイクの維持費用

上項で紹介したバイクの保険料も含め40代と50代の1年間のバイク維持費を計算してみましょう。下記の金額の他に駐車場代、メンテナンス代が必要になります。また、250㏄以上のバイクは、新車で3年間、中古バイクや車検2回目以降は2年に1回の車検費用が必要です。

40代のバイク維持費(参考)

バイクは新車を購入し5年所有、自賠責保険を3年契約したのち、2年契約したと仮定して金額を算出していきます。

90㏄以下 90㏄~125㏄以下 125㏄~250㏄以下 250㏄超
軽自動車税 2,000円 2,400円 3,600円 6,000円
自動車重量税(※1) 0円 980円 1,900円/年
1年間の自賠責保険料(※2) 3,746円 3,746円 3,926円 3,850円
バイク保険料(任意保険) 35,611円 35,611円 36,633円 36,875円
合計 41,499円 41,899円 45,559円 48,907円

※1 125㏄~250㏄以下の自動車重量税は登録時のみ4,900円の支払いのためバイクを5年所有すると仮定し計算しています。
※2 自賠責保険を3年契約したのち、2年契約した場合の1年あたりの保険料です。

50代のバイク維持費(参考)

バイクは新車を購入し5年所有、自賠責保険を3年契約したのち、2年契約したと仮定して金額を算出していきます。

90㏄以下 90㏄~125㏄以下 125㏄~250㏄以下 250㏄超
軽自動車税 2,000円 2,400円 3,600円 6,000円
自動車重量税(※1) 0円 980円 1,900円/年
1年間の自賠責保険料(※2) 3,746円 3,746円 3,926円 3,850円
バイク保険料(任意保険) 34,818円 34,818円 34,547円 34,385円
合計 40,706円 41,106円 43,473円 46,417円

※1 125㏄~250㏄以下の自動車重量税は登録時のみ4,900円の支払いのためバイクを5年所有すると仮定し計算しています。
※2 自賠責保険を3年契約したのち、2年契約した場合の1年あたりの保険料です。

バイクの維持費節約はバイク保険料の見直しを!

バイクの維持費にも節約できる維持費と節約が難しい維持費があります。コストを抑えることができない維持費というのは軽自動車税や自動車重量税、自賠責保険料があります。

一方で、バイク保険料や燃料費、駐車場代、車検代などは契約・利用する会社の見直しや運転の仕方を気を付けることなどで維持費を抑えることが可能です。

バイクの維持費で節約の効果が出やすいのがバイク保険の見直しです。見直しポイントを1~5にまとめました。

1.ダイレクト型のバイク保険に変更する

ダイレクト型で契約することで、保険料を安く抑えることができます。ダイレクト型は安いですが、サービスの質が劣るわけではありません。事故対応やロードサービスなどのサービスは代理店ではなく、保険会社が行うため、間に代理店が入っているかどうかは関係ありません。もしそういったサービスの質を確認したい場合は、各種口コミサイトを参考にしてみるとよいでしょう。

2.割引制度を利用する

ダイレクト型バイク保険であれば、インターネットで新規・継続契約の締結を行った場合、インターネット割引が適用されます。他にも複数台のバイクを契約する場合、同じ保険会社で契約すれば複数台割引を受けることもできます。保険会社を選ぶ際、こういった割引制度を考慮してみてもよいでしょう。

3.補償内容を見直す

保険料は補償内容によって変わります。必要ない補償内容がないか確認し、それを外すことで保険料を安くすることができます。リスク細分型保険であれば、年齢条件や使用目的の見直しを行うことで保険料を安くできることもあります。必要のない範囲まで補償範囲に入れているのであれば、そこを外すとよいでしょう。

4.保険会社の比較をする

安い保険会社を探すためには、実際に保険会社から見積もりを取って、比較することが重要です。見積もりを取ることで、保険会社ごとの保険料を把握して、安い保険会社を探しましょう。見積もりを取る際は、便利なバイク保険の一括見積もりを利用するのがおすすめです。

5.原付ならファミリーバイク特約で!

125㏄以下の原動機付自転車であればファミリーバイク特約に加入でもいいでしょう。ファミリーバイク特約は主に自動車保険や一部の代理店型バイク保険につけることができる特約です。加入している補償内容に準拠して補償を受けることができます。

コスト面では3年程度の短期間や2台以上の原付に補償をつけたいのであればファミリーバイク保険、長期間で原付を利用するのであればバイク保険を利用するのがおすすめです。

まとめ

バイク保険は任意で加入する保険で強制ではありませんが、必ず契約しておく必要があります。バイクは小回りが利く便利な乗り物ですが、死傷事故の多い乗り物です。40代50代のバイクユーザーの中には、移動手段としてというよりもバイクを趣味に乗っている人も多くいます。定年退職後にバイクの免許を取得する人もいるようです。日本自動車工業会による「2021年度二輪車市場動向調査」では、大型二輪免許の保有者は50代~70代が4~5割と高かったようです。40代、50代となると10代や20代などと比較すると年齢的に体力の衰えも感じ始めるころですから十分注意して運転しなければいけません。車体でおおわれている四輪車と異なりバイクは運転者の身体がむき出しになっているため大事故につながりやすいという側面があります。そのため、バイク保険には必ず加入しておく必要がありますが、バイク保険は保険会社を比較することで保険料を安くすることは可能です。維持費の節約を考えているのであれば、バイク保険の見直しを行ってみましょう。

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「保険(Insurance)」とインターネット「ウェブ(Web)」の融合から、サイト名『インズウェブ(InsWeb)』が誕生しました。自動車保険の見積もりを中心として2000年からサービスを提供しています。現在の運営会社はSBIホールディングス株式会社となり、公正かつ中立的な立場で自動車保険のみならずバイク保険に関する様々なお役立ち情報も提供しています。

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