
バイク保険の更新のお知らせが届いたけれど、事故を起こしていないのに前年より保険料が値上がりしていた!そんな経験はありませんか?任意保険は1年間保険を使わず等級が上がれば保険料が安くなり、事故を起こして保険を使えば等級が下がって保険料が高くなるのが一般的です。無事故なのになぜ保険料が上がってしまうのでしょうか。その理由を紹介します。
保険料が高くなる理由
保険料率の改定
近年は物価高騰の影響により修理費用や部品代、人件費が上昇しています。物価が上がる分、保険金の支払額も増加してしまうことから保険料が値上げとなってしまうのです。保険会社によって保険料率の改定の時期や内容は異なります。詳しくは各保険会社で発表される改定の案内を確認するようにしましょう。
年齢が変わった
記名被保険者(バイクを主に運転する人)の年齢が10代~20代前半と若い場合や、60代や70代以上など高齢の場合は事故率が高くなるため、保険料が高くなることがあります。子どもがバイクの免許を取って親のバイクに乗り始めた時などは年齢条件も変わるため、今までと保険料が変わることが多いでしょう。
走行距離が増えた
一般的に、走行距離が多いほど事故リスクも高くなるため、保険料も割高になる傾向にあります。例年よりも多く走行した場合、走行距離の区分が上がるため翌年の保険料が高くなることがあります。
免許証の色が変わった
バイク保険は基本的にゴールド免許だと保険料が安くなります。事故を起こしていなくてもスピード違反や駐車違反などがあり、ゴールド免許からブルー免許に色が変わるとゴールド免許割引が適用されなくなります。そのため、保険料が高くなってしまうのです。
割引が変更になった
バイク保険には様々な割引制度があります。割引が適用されなくなったり割引額や割引率が変更になったりした場合は保険料にも影響が出てしまいます。
特に、インターネット割引は新規契約時と継続時では割引額が異なり、継続の方が割引額が抑えられていることが多いです。そのため、契約して2年目以降はインターネット割引の割引額が少なくなり保険料が高くなるケースもあるようです。なお、他の保険会社から乗り換えることでも新規契約時の割引が適用されるため、ネットでバイク保険を変えることで節約できる可能性があります。
バイク保険を安くするなら一括見積もり
保険料を安くするには?
以上の理由から、事故を起こしていなくても翌年の保険料が高くなることがあります。しかし、ライフスタイルに合わせて補償内容や特約を見直すことや他のバイク保険を比べてみることで安くなるかもしれません。
年齢条件の見直し
21歳や26歳等のタイミングで年齢条件の区分が上がり、保険料が割引になります。誕生日を迎えて年齢条件が変わった場合や、今まで補償対象に入っていた子どもが一人暮らしなどで入れる必要がなくなった場合は年齢条件を見直してみましょう。
車両保険の見直し
車両保険を付けていると保険料が大きく上がってしまうことが多いです。新車や多額のローンが残っているなら必要性は高いですが、購入して年数が経っている場合や中古バイクの場合は無理して入らなくても良いかもしれません。
もし車両保険を付ける場合には、免責金額を設定すれば保険料を安くすることができます。免責金額とは車両保険を使うときに自己負担する金額のことです。事故時に5万円や10万円ほどなら負担できるのであれば免責金額の設定を検討してみましょう。
特約の見直し
バイク保険では車両保険の他に様々な特約を付けることができますが、その分保険料も高くなってしまいます。ツーリング先で落としてしまったスマートフォンやカメラの修理費用のために携行品補償特約を契約していたけれど、遠出する頻度が減ったなど状況が変わったのにそのままになっている特約がないのかは見直すとよいでしょう。
また、弁護士費用特約やファミリーバイク特約など、家族の車やバイクで同じ特約を付けていると補償が重複してしまうこともあるため、不必要な特約は解約して保険料を節約しましょう。
保険会社を比べる
バイク保険はどれも同じように見えますが、同じ補償内容でも保険会社によって保険料が変わります。値上がりをきっかけに保険会社を変えることで、保険料が安くなることもあるのです。
とはいえ、保険会社1社ずつ見積もりを取っていくのは大変です。バイク保険一括見積もりサービスなら必要な条件を入れるだけで一度に複数の保険会社から見積もりを取ることができます。バイク保険を比べて、自分に最適な保険を選んでいきましょう。