250ccのバイクでキャンプへ!おすすめする理由とは?

投稿日:2022年3月23日 更新日:

昨今、より一層ブームを増しているキャンプ。電車や車で移動するのもいいですが、バイクで思いっきり風を切って山の中へ移動し、自然を感じながら過ごすキャンプの時間も最高ですよね。
今回は、バイクキャンプにおすすめする250ccのバイクについて、その理由と楽しみ方を解説していきます。

250ccバイクとは

バイクの種類は「排気量」、わかりやすく言うとエンジンのパワーによって決められています。50cc~125cc以下の小型バイクに始まり、125cc~399ccの「中型バイク」、そして400ccを超える大型バイクのモデルが存在します。道路交通法上、50cc以下の排気量は、道路運送車両法で原付(原動機付自転車)と呼ばれるものとなります。

≪排気量別の名称≫

排気量別の名称

POINT

紛らわしいのですが、道路運送車両法では「125cc以下」を原付だと定義しており、50cc以下を原付一種、50cc超125cc以下を原付二種と名称づけています。これをもとに、125cc以下を原付と呼ぶことも比較的多いため、注意しましょう。

運転免許の種類

バイクと原付どちらに乗るにしても、運転免許は取得必須です。乗車する排気量によって免許の種類が異なってきます。大きく分けると「原付免許」「小型免許」「二輪免許」の三種類に分かれており、さらに細かくいうと、「二輪免許」は普通二輪免許と大型二輪免許に分かれます。

≪免許別の名称≫

運転免許の種類

免許保有者数

各種類の免許取得率を見てみましょう。

≪免許保有者数≫
免許保有者数

参考:警察庁交通局「運転免許課運転免許統計」令和2年版

データを見ると、普通二輪免許の所持者が8割近くに上っており、中型バイクの需要の高さが分かります。それでは以下より、「中型バイク」と呼ばれる125cc~399ccのバイクの中から、人気の250ccのモデルについて紹介していきます。

250ccバイクの利点

今回は最も免許所持率も高い「中型バイク」と呼ばれる125cc~399ccのバイクの中から、人気の250ccのモデルについて、まずは利点から紹介していきます。

豊富さ

せっかく遠出してバイクでキャンプにいくのであれば、自分が気に入っている素敵なデザインの車体で行きたいですよね。
実は250ccの中型バイクは、他の排気量モデルよりも比較的車種やカスタマイズが多く出ているのです。車種の豊富さから、自分の好きなデザイン・車体を選べる可能性がグンと上がることはうれしいポイントですね。
車種が多く出ている理由のひとつとして、中型バイクは小型と大型の間のモデルであり、車体の大きさに迷いがある方には丁度よい中間のモデルであるため、多くの需要があるのです。要は人気ということですね。よって、基本的にはどの販売会社からも出されており、様々なタイプの車種が生産されています。

軽快さ

遠出での長時間運転や、キャンプ場内のちょっとした移動でバイクを引く際などを考えると、車体はある程度軽い方が負担になりません。
もちろん軽さでは小型バイクが圧倒的に勝るのですが、125cc以下の小型バイクは、法律上、高速道路を走ることができないのです。普段使いならいいのですが、遠出のキャンプとなると高速道路を使用できないのは少々不便かもしれません。
軽い車体で、高速道路を利用して軽快に移動しキャンプを楽しむことができる点は、オススメポイントです。

コストパフォーマンス

最後にオススメする理由が、コストパフォーマンスの良さです。
車やバイクを持っていると、税金や車検代などの「維持費」は必ずかかるというイメージがあるかもしれません。ですが、250cc以下のバイクには車検代はかかってこないのです。この時点で、250cc超の中型バイクや大型バイクと比較すると維持費を削減することができます。車検は2年に1回50,000円前後かかってしまうので、これがかからないというのは大きいですよね。代わりに、キャンプ用品やガソリン代に費用を充てることができます。

また税金に関しては、大きく分けて「自動車重量税」と「軽自動車税」の2つがあり、250ccと251cc以上では、金額が多少変わってきます。税額は以下のようになっており、排気量が少ないほど税金負担も抑えられることがわかります。

税金
区分 排気量 自動車重量税 軽自動車税
普通二輪、大型二輪 251cc~ 登録後12年まで1,900円/年 6,000円/年
普通二輪 126cc~250cc 4,900円/取得時 3,600円/年
小型二輪 91cc~125cc - 2,400円/年
51cc~90cc - 2,000円/年
原付 50cc以下 - 2,000円/年

POINT

自動車重量税において、250cc超の普通二輪、大型二輪の場合は、車検の度に指定された金額を支払います。基本の年額は1,900円で、新車登録より13年以上が経過すると年額2,200円、18年以上になると年額2,500円と増税していきます。車検は2年に1度なので、これらは2年分をまとめて支払うことになります。

250ccバイクの欠点

ここまで250ccバイクのメリットをいくつかご紹介しましたが、以下にて欠点についても触れていこうと思います。

自己メンテナンスが必要

上記にて、車検がないというメリットを記述しましたが、車検がないということは、「定期的なメンテナンスを行う機会がない」ということにもなります。
キャンプに行った先での急な故障や不具合に困らないよう、自分で意識してメンテナンスをかけるようにしましょう。1番かんたんな方法は、バイクを買ったショップやバイク用品店の人に見てもらうことです。オイル交換などのついでに、車両の状態を見てもらうようにしましょう。

高速道路や長時間運転での注意

250ccバイクは、高速道路に乗ること自体は可能なのですが、どうしても大型バイクと比較するとスピードがでにくいという欠点があります。よって、長時間高速道路を走っていると余裕がない感覚になったり、公道でも100km以上走り続けていると振動で手がシビレるような症状が出てしまうケースもあるそうです。高速道路や、長時間の運転時は無理をしないようにしましょう。
かなりの長距離へ場所に行くキャンプや、高速道路に多く乗る場合においては、排気量の大きいバイクの方が圧倒的に有利だといえます。

キャンプの荷物はどうする?

キャンプには、テントや着替え、調理器具にライトなど、様々な荷物が必要になりますよね。250ccバイクの場合、積載(荷物を詰める量)が気になる方もいるのではないでしょうか。

オススメの付属品

キャンプに使用する大荷物を運ぶには、追加でバイクの車体に付属するボックスを用意する必要があります。具体的には、リアボックス、左右にサドルバッグ、シートバッグに加え、折り畳みのクーラーボックスなどが役立つでしょう。
ただ、同じ250ccでも個体差はあり、車体の大きさによって付属できるボックスのサイズや個数が異なってくるため、自分が所有している(もしくは購入予定の)モデルにあった付属品を選んでいきましょう。選ぶときには、バイク屋さんで相談するのが最も安全で確実です。

キャンパー向けのバイク保険

オススメの補償

キャンパーには、携行品補償特約というものをオススメします。携行品補償特約は、思いがけない事故でものが壊れた場合、免責金額を引いた金額を限度額まで受け取ることができます。また、旅先でのヘルメットの盗難やツーリング先で落として壊してしまったスマートフォンやカメラの修理費用を補償してくれたりと、旅先の様々なトラブルから守ってくれるでしょう。携行品補償特約は、バイク保険において補償を利用してもノーカウント事故扱いとなるため、等級が下がる心配がないこともおすすめできるポイントです。
詳細は、以下の記事をご覧ください。

また、キャンプで大荷物を載せて長距離運転をしたり、山の中を細かく移動する場合、転倒や立ちゴケのリスクは上がってしまいます。転倒事故に備えるには、自賠責保険に加えて任意保険にもしっかり加入しておくことが大事です。
詳細は、以下の記事をご覧ください。

保険料の相場

保険料に関しても、排気量別にその金額が決められています。大きく分けて「自賠責保険」と「任意保険」の2種類があり、「自賠責保険」は必ず加入しなければならない強制保険で、「任意保険」は自分の意思で加入するかどうかを決めることができる保険です。金額は以下になります。

①自賠責保険

自賠責保険の保険料はどの保険会社でも一律の金額です。2023年4月1日以降始期の自賠責保険の料金は以下の通りです。

自賠責保険料
区分 排気量 12ヶ月 24ヶ月 36ヶ月 48ヶ月
小型二輪車 250cc超 7,010円 8,760円 10,490円 -
小型二輪車 125cc超~250cc 7,100円 8,920円 10,710円 12,470円
原付 125cc以下 6,910円 8,560円 10,170円 11,760円

※離島および沖縄県以外の保険料です

②任意保険

一律の金額で決められている自賠責保険に対し、任意保険は個々の様々な条件で保険料が変わるので、一概にこのくらいの額ということはできません。今回は参考までに、インズウェブのバイク保険の一括見積もりを利用したユーザー(2018年1月~2020年12月)から調査したデータから保険料の相場を考えてみます。
任意保険の料金の相場は以下の通りです。

任意保険料
125㏄以下 125㏄超~250㏄以下 250㏄超
17歳~20 77,901 133,494 136,790
21歳~25 47,811 60,340 61,465
26歳~29 40,003 52,328 52,625
30 37,616 42,691 41,829
40 35,598 38,930 38,459
50 35,431 37,380 35,906
60 33,063 36,293 35,498

※20代で細かく分けているのは、バイク保険の年齢条件の設定が、全年齢、21歳以上、26歳以上に分けられるためです

POINT

自賠責保険のみでは最低限の補償しか賄えないため、原付・バイク問わず任意保険にも加入することをオススメします。

保険の探し方

任意保険を新規で加入したり見直しをしたりする際などは、一回で複数の保険会社を比較するために、一括見積もりサイトを利用すると便利です。見積もりの条件を一度入力するだけで複数の保険会社の見積もりを取ることができます。1社1社個別に見積もりを取るのと比べて手間を省けますのでぜひ利用してみましょう。

まとめ

今回は、機能性を担保しながら比較的維持費を抑えられる250ccのバイクをご紹介しました。250ccのバイクは初心者の方でも乗りやすい操作性だけではなく、高速道路にも乗れたり、車検がかからないということもポイントです。その軽快さはキャンプでの移動に向いており、かっこいいデザインも多数あるため、大いにおすすめします。
250ccの中型バイクで素敵なキャンプ旅を満喫しましょう!

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