バイクを初めて買う方へ!バイクの選び方や必要装備などを解説

投稿日:

バイクの運転免許を取得したらまずバイクを購入したくなるもの。しかし、自動車と違って体がむき出しのため、さまざまな危険性もはらんでいます。それでは、安全のために必要な装備にはどのようなものがあるでしょうか。
この記事では、初めてバイクを買う方に向けて、バイクの選び方と必要装備を解説します。

バイクの種類を選ぼう

まず、バイクの種類を選びましょう。
選ぶ基準としては、自分の体格に合ったもの(足つきがいいもの)を選ぶとよいです。なぜなら体格にあっていないとバランスを崩しやすく、車体を倒してしまう可能性があるからです。購入してすぐに「立ちゴケ」してしまうとショックが大きいので、車体を選ぶうえでは考慮しておきたい点です。

では、バイクの主な4種類を解説します。

ネイキッド

最もメジャーなタイプで、一般的なバイクのイメージはネイキッドであることが多いです。
ネイキッド(naked)を日本語に直訳すると「ありのまま、裸、むき出し」という意味から、カウル(外装パーツなど)がついていないバイクのことを指します。
日常生活からツーリング、スポーツ走行までをこなすオールラウンドなバイクなので、人気の種類となっています。使用用途が広く、バランスの取れたスタイルです。

クルーザー

元々はアメリカのバイクとしてオーソドックスなスタイルだったため「アメリカン」と呼ばれていたバイクです。シートが低く足つきが良いことや、エンジンの鼓動がダイレクトに伝わることから幅広い層に愛されています。
アメリカ大陸のように広い国土をゆったりと巡航(クルーズ)できることからこの名がついたと言われています。

スーパースポーツ

スーパースポーツは「SS」とも略され、公道を走行することもできるフルカウルのバイクを指します。その名の通り走行性能に秀でているため、ハイパワーのエンジンを搭載しているバイクです。乗車姿勢が前傾姿勢になることが多いので、身体のダメージを考えると長距離ツーリングには適していない傾向にあります。

オフロード

車体が軽量で、山道などの悪路を走るのが得意なタイプです。悪路であってもグングン走れるのでアウトドアのお供に選ばれることが多く、キャンプツーリングの用途にも使われています。その使い勝手の良さから、セカンドバイクとして所持している方も多く見受けられます。

バイクの必要装備一覧

続いて、バイク初心者が買うと安心な必要装備について解説します。
バイクに乗る際は操作性や快適性、防御性を重視して選ぶのがよいとされています。さまざまな装備があるので、最適な装備を選択しましょう。

ヘルメット

ヘルメットには半キャップ、ジェット型、フルフェイス型があります。
警視庁 二輪車の交通死亡事故統計によると、致命傷部位の比率では頭部が一番高い結果となっているため、安全性の最も高いフルフェイス型をおすすめします。

ヘルメットを選ぶ際には、排気量によって使用範囲の上限があるものもあるのでよく確認しておきましょう。また、製品に対して国が定めた基準を満たしている「PSCマーク」や「SGマーク」があるものだとなお安心です。

プロテクター

プロテクターは転倒時の身体への衝撃・ダメージを軽減するものです。主に保護する箇所は胸部・腕(肘)・腰部・膝などとなっており、プロテクターのおかげで軽傷で済んだ例は数知れず。ベテランライダーでもジャケットやボトムスに付属しているものを着用している方が多いので、プロテクターも大切な装備の一つです。

ブーツ

バイクに乗る際は、靴ひもが引っかかって転倒したり、怪我をしてしまうことがあります。なので、基本的には靴ひもがないものが推奨されています。また、転倒時の怪我を防止するため、くるぶしが保護されるものが安心です。こちらも操作性が重要視されるので、デザインだけでなく、操作性・密着性を大事にしたいところです。

グローブ

走行中に受ける風は想像以上に強く、グローブで保護すると安心です。ハンドル操作は重要になってくるので、手にフィットしていて操作性がよいものを選ぶ必要性があります。操作性は事故のリスクに直結してくるので、実際に装着してから選ぶとよいでしょう。

夏は通気性・冬は防寒対策として必要な性能が異なるので、季節に応じて使い分けると快適です。

万が一への備えも大切

バイクは自動車と違って身体を覆っているものがないため、事故を起こした際のダメージが大きくなりがちです。車種別に見た交通事故の死傷者数と保有台数の関係性を見てみましょう。

車種別に見た交通事故の死傷者数と保有台数の関係性

こちらは下記の参考リンクを元に算出したものを表に起こしたものです。

車種死者数重傷者軽傷者保有台数
自動車8606,717210,066217,643人82,660,138台
原付(125cc以下)1314,19214,16623,437人6,525,177台
自動二輪車(126cc以上)3322,77718,91317,074人3,762,277台

参考)令和3年中における交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等について
自動車保有台数
二輪車 | JAMA - 一般社団法人日本自動車工業会
交通重傷事故の発生状況

表より、保有台数が多い分、死傷者数は自動車の方が多いことがわかります。
しかし、車種別の保有台数1台あたりの重軽傷者・死者数を計算すると、下表のようにバイクのリスクが表れてきます。

車種死者数(%)重傷者(%)軽傷者(%)計(%)二輪計
自動車0.001040.008130.254130.26330-
原付0.002010.064240.217100.283350.86869%
自動二輪車0.008820.073810.502700.58534

保有台数あたりでみるとバイクの方が約3.3倍の重軽傷者・死者数となっています。死者数でいうと、自動車は十万台に一人、バイクは一万台に一人の方が命を落としている計算になります。このことからバイクは自動車よりも事故時の危険性が高いことがわかります。

通行目的別発生状況

警視庁事故統計(2021年)より、出退勤時の事故が全体の51.5%を占めており、次いで観光・娯楽・ツーリングとなっています。このように事故は日常の中でも発生するものなので、「安全装備で保護する・安全運転を心がける」といった自衛が大切となります。

バイク事故はなぜおこる?発生原因と対策
令和4年中の交通事故の発生状況を見るとバイク事故による死傷者は日本国内で38,945人も発生しました。単純計算で1日当たり約106人ものライダーが何らかの事故を ...

続きを見る

バイク事故は重大な事故に繋がりかねないので任意保険を検討しよう

バイク事故は、一度起こしてしまうと大きな怪我につながるだけでなく、大きな損害が発生してしまいます。「自賠責保険に入っているから大丈夫」と思っていても、自賠責保険は金額制限のある対人賠償のみとなっており、対物賠償や自分への補償がありません。なので任意保険が必要なケースが多くなっています。インズウェブの一括見積もりで同条件で最安値の保険を検討し、継続的なコストを抑えつつ安全・安心の補償をつけておきましょう。

まとめ

今回の記事では、バイクの選び方や必要装備を解説しました。

バイクは危険性が高い乗り物ですが、バイクに乗らないと見えない景色があります。人生においてかけがえのない経験になるのは間違いありません。
安全運転を心がけて事故に合わないことが最良ですが、もしもの時にも備えておくと安心です。
あなたにとってよりよいバイクライフを送れることを願っています。


重松 雄太

著者情報

重松 雄太
フリーランスのライター。
統計データと実体験をもとに、難しい内容をわかりやすく解説します。
好きなものはボクシング・バイク・ケーキ。

自動車保険も安くしませんか?
一番安い自動車保険を探す方はこちら!

自動車保険は比較で安くなる!

この記事の感想やバイク保険に関する質問などをX(Twitter)のDMより募集しています!
※一括見積もりサービスのご利用に関するご質問や、保険商品や保険会社に関するお問い合わせはこちらでは受付できません!

インズウェブSNS公式アカウント

  • Twitter
  • facebook
  • instagram
  • tiktok
  • LINE
  • youtube
  • pinterest
  • note
  • Twitter
  • facebook
  • instagram
  • tiktok
  • youtube
  • pinterest
  • note
\インズウェブのお得情報を発信!/友だち追加

記事が参考になったらシェアお願いします!

  • この記事を書いた人

インズウェブ

「保険(Insurance)」とインターネット「ウェブ(Web)」の融合から、サイト名『インズウェブ(InsWeb)』が誕生しました。自動車保険の見積もりを中心として2000年からサービスを提供しています。現在の運営会社はSBIホールディングス株式会社となり、公正かつ中立的な立場で自動車保険のみならずバイク保険に関する様々なお役立ち情報も提供しています。

三井ダイレクト
三井ダイレクト

Copyright© SBI Holdings Inc. All Rights Reserved.

\バイク保険は比較で安くなる!/