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中高年ライダーのリアルな実態
「若い時のように運転できない」7割が自覚
平成26年、都内での二輪車による死亡事故で最も多かった年代は40代。背景には、「リターンライダー」の増加があるといわれています。このような現状を踏まえ、中高年ライダーは今、どのようにオートバイを楽しんでいるのか調査しました。中高年ならではの新しい楽しみ方や、事故につながる恐れのある本音が明らかになりました。
投稿日:2019年8月28日 更新日:
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平成26年、都内での二輪車による死亡事故で最も多かった年代は40代。背景には、「リターンライダー」の増加があるといわれています。このような現状を踏まえ、中高年ライダーは今、どのようにオートバイを楽しんでいるのか調査しました。中高年ならではの新しい楽しみ方や、事故につながる恐れのある本音が明らかになりました。
「リターンライダー」とは
若い時に二輪車免許を取得したが、様々な理由でオートバイに乗らなくなり、40代~50代になってから再び乗るようになったライダーのこと。本調査では、リターンライダーを【5年以上オートバイを運転していない期間があり、40歳以上になってオートバイに再び乗るようになった人】と定義しました。
多くの中高年ライダーは、目的問わずあらゆる移動手段としてオートバイを利用しており、「年齢を重ねても楽しめる趣味」として定着しているようです。
中高年ライダーがオートバイに乗り始めたのは、平均すると24歳のとき。1980年代に起きたバイクブームの影響があるようです。意外にも「デート」でオートバイを楽しむ中高年が29%いたことから、夫婦もしくは恋人、女性の友人とも趣味を楽しんでいる姿が想像できます。
次にオートバイの運転に対する意識を聞いたところ、「若い時とは同じように運転できなくなった」と感じる中高年ライダーは72%。安全運転や運転マナーについて、ほとんどのライダーが若い時よりも注意していると回答した一方で、筋力トレーニングや運転の練習を実践する人は少ないようです。
重大な事故は、自己過信やちょっとした注意力散漫から発生するもの。体力をつけたり、事前に練習をしたりすることはとても重要です。
今回調査した中高年ライダーの中には、リターンライダーが約5人に1人の割合で存在していました。「リターンライダー」とは、若い時に二輪車免許を取得したが、様々な理由でオートバイに乗らなくなり、40代?50代になってから再び乗るようになった人のこと。調査では、そのブランクは平均19年でした。また、久しぶりに運転した時の感想からは、昔と同じようにはいかないことが「体力や動体視力」「マシン性能」の両面から感じられている事が明らかになりました。
オートバイに再び乗り始めたきっかけは?
「友人が大型に乗っていて、そういえばということで」(46歳 男性)
「年をとるにつれて行動半径が狭くなった気がした」(49歳 男性)
「息子が16才で原付を取ったので。」(63歳 男性)
オートバイに再び乗り始めて取り戻したものは?
「知らない土地に行くちょっとした冒険心 」(49歳 男性)
「のんびり時間を使うことの楽しさ」(47 歳 男性)
「自動車と比べて交通弱者の立場を思い出した」(57歳 男性)
久しぶりに運転した時に感じた変化は?
「廻りの交通の状況が変わっていたので緊張した」( 60歳 男性)
「アクセルをあけた瞬間の加速にビックリした」(50歳 男性 )
「腰がすぐ痛くなった」(62歳 男性)
中高年になってからの新しいオートバイの楽しみ方の一つとして「子どもと一緒に楽しむ」を多くのライダーが期待しているようです。「実際に今、一緒にオートバイを楽しんでいる」の18%と、「今後、機会があれば一緒にオートバイを楽しみたい」の47%を合わせると、過半数以上が子どもとオートバイを通した交流を望んでいる結果になりました。
最近では、ロードレースやオフロードバイクなど、オートバイは子どもの習い事としても人気です。親子で安全かつ楽しくオートバイを楽しむためにも、安全運転には十分気を付けましょう。
また、万が一のことを考えて、保険もしっかり準備しておきたいところです。バイク任意保険は、特に事故リスクの高い中高年ライダーやリターンライダーにとって重要な備え。バイク保険一括見積もりを利用すれば、複数の保険会社から自分にぴったりのバイク保険が見つかりますので、ぜひご利用ください。
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