ピンクナンバーの保険はどうするのがいい?

投稿日:2022年1月17日 更新日:

排気量91cc以上125cc以下のバイクに付けられるピンクナンバーですが、このピンクナンバーのバイクの保険はどうすればよいのでしょうか?自賠責保険と任意保険とに分けて説明します。

原付バイクのナンバーの色による違い

125cc以下の原付バイクですが、排気量によってナンバーの色が3つに分かれています。それぞれの色でどのような違いがあるのか簡単に表にまとめました。

黄色 ピンク
排気量 50cc以下 51cc~90cc 91cc~125cc
道路交通法上の区分 原動機付自転車 普通自動二輪車
道路運送車両法 第一種原動機付自転車 第二種原動機付自転車
軽自動車税(年間) 2,000円 2,000円 2,400円
免許 原付免許 (小型限定)普通二輪免許
制限速度 30km/h 60km/h
二段階右折の義務 あり なし
二人乗り 不可 可能

※2022年1月現在の内容です。

黄色ナンバーとピンクナンバーは法律上の区分や規制にほぼ違いはありませんが、軽自動車税に若干の違いがあります。排気量の多いピンクナンバーの方がわずかに税額が高くなっています。

ピンクナンバーの自賠責保険

バイクに乗るのであれば自賠責保険の加入が必須です。自賠責保険に加入せずに人身事故を起こすと、自賠責保険から支払われるはずであった賠償金がすべて自己負担となります。

また、事故を起こさなくても、自賠責保険に加入せずに道路を走ると1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。さらに、行政罰として違反点数6点が付加され、累積点数や前歴がなくても免許停止処分となります。

自賠責保険はどこで加入できる?

自賠責保険はバイクの販売店のほか、損害保険会社の支店・代理店、郵便局、コンビニ、インターネットで加入できます。250cc以下のバイクはコンビニやインターネットで気軽に加入することができますが、車検がないので更新を忘れないように注意が必要です。

自賠責保険の保険料は?

原動機付自転車(125cc以下)の自賠責保険料は以下の表の通りです。125cc以下であれば白色ナンバーでもピンクナンバーでも保険料は同じです。

2023年4月1日以降始期の保険料
12か月 24か月 36か月 48か月 60か月
保険料 6,910円 8,560円 10,170円 12,470円 14,200円
(参考)
1年あたり
6,910円 4,280円 3,390円 3,117円 2,840円

※離島以外の地域(沖縄県を除く)の保険料です。沖縄県や離島地域の保険料は以下をご確認ください。
損害保険料率算出機構 2023年1月18日届出資料 より

ピンクナンバーの任意保険

任意保険は必要?

任意保険は自賠責保険のように加入しなければ罰則があるということはありません。しかし、自賠責保険は被害者救済のための最低限の内容になっており、任意保険にも加入していないと事故の際に十分な補償を受けられない可能性があります。

自賠責保険は対人賠償のみ

自賠責保険で補償されるのは対人賠償のみで対物賠償や自身のケガの治療費などは補償対象外となっています。例えばバイクで店舗に突っ込んでしまって多額の休業損害を請求されたとしても自賠責保険からは補償されません。

また、対人賠償についても補償額は十分とはいえません。例えば、自賠責保険では死亡による損害の支払限度額は被害者1名あたり最高3000万円となっていますが、事故相手の年齢や収入などによっては1億円以上の賠償が必要となることもあります。

自賠責保険の補償内容
  損害の範囲 支払限度額(被害者1名あたり)
傷害による損害 治療関係費、文書料、休業損害、慰謝料 最高120万円
後遺障害による損害 逸失利益、慰謝料等 神経系統・精神・胸腹部臓器に著しい障害を残して介護が必要な場合
      常時介護のとき:最高4,000万円
      随時介護のとき:最高3,000万円
後遺障害の程度により
第1級:最高3,000万円~第14級:最高 75万円
死亡による損害 葬儀費、逸失利益、慰謝料(本人および遺族) 最高3,000万円
死亡するまでの傷害による損害 (傷害による損害の場合と同じ) 最高120万円

このように、万が一に備えるのであれば自賠責保険だけでなく任意保険の加入も必要です。125cc以下のバイクでは選択肢としてファミリーバイク特約とバイク保険が挙げられます。

ファミリーバイク特約

ファミリーバイク特約とは、主に自動車保険にセットできる特約で、125cc以下のバイクでの事故で相手への賠償や自身のケガを補償する特約です。一部代理店型のバイク保険でもセットできます。

ファミリーバイク特約の対象となる人

  1. 記名被保険者
  2. 記名被保険者の配偶者
  3. (1.または2.の)同居の親族
  4. (1.または2.の)別居の未婚の子

例えば、親が車を持っていて子供(同居もしくは未婚)が原付を運転する場合、親の自動車保険の契約にファミリーバイク特約を付帯すればバイク保険を契約しなくても事故時に補償を受けることができます。

ファミリーバイク特約の対象となるバイク

ファミリーバイク特約の対象となるバイクは、上記のファミリーバイク特約の対象となる人が所有、使用、管理する原付バイクで、道路運送車両法で定めるもの(総排気量125cc以下の二輪車、総排気量50cc以下の三輪以上の車)です。

台数に制限はなく、2台以上ある場合でもすべての原付バイクが対象となります。また、(了承を得て)借りたバイクについても補償の対象となります。

自身のケガの補償範囲によって2つのタイプがある

ファミリーバイク特約には自損事故タイプと人身傷害タイプの2タイプがあり、自身のケガに対する補償範囲が異なります。相手方への補償(対人・対物)はどちらも補償対象となり、自分側の原付バイク・モノの修理費用はどちらのタイプでも補償されません。

相手への補償 自分への補償
対人賠償 対物賠償 ケガ・死亡など 原付・モノの修理費用
自損事故タイプ △※ ×
人身傷害タイプ ×

※自損事故または無保険車との事故の場合に補償されます。相手のいる事故の場合は相手からの賠償を受けられますが、自身の過失割合分は自己負担が必要です。

等級に影響しない

自動車保険・バイク保険には等級というものがあり、無事故を続けると等級が上がって保険料が安くなり、逆に事故を起こして保険を使うと等級が下がって保険料が高くなります。しかし、ファミリーバイク特約では事故を起こして補償を受けても等級に影響がありません。

バイク保険

自身や家族が自動車を保有していない場合や長期間原付に乗る予定がある場合、自身の車両補償やロードサービスなどより手厚い補償が欲しい場合はファミリーバイク特約ではなくバイク保険に加入することを検討しましょう。

対象となるバイク

バイク保険で対象となるのは契約した1台です。複数台ある場合はそれぞれでバイク保険に加入する必要があります。友人など他人に借りたバイクの乗る場合は、他車運転特約があれば自分のバイク保険で補償を受けることができます。持ち主のバイク保険を使うこともできますが、事故時に等級が下がってしまうので事前に保険料の負担などを相談しておく必要があるでしょう。

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補償内容

対人賠償や対物賠償はもちろんのこと、自身の死傷のための人身傷害保険や搭乗者傷害保険、自身のバイクの修理・再購入費用のための車両保険、弁護士費用特約などの便利な特約、ロードサービスなどさまざまな補償内容をつけることができます。もちろん、用意されている補償内容をすべてつける必要はなく、不要な補償内容は削ることで保険料を安くすることも可能です。

等級制度

バイク保険には事故歴によって保険料の割増引率が変わる等級制度というものがあります。等級は1等級~20等級まであり、新規契約時は6等級(セカンドカー割引が適用されれば7等級)からの開始です。1年の保険期間中に保険を使用する事故を起こさなければ、翌年度の契約では1等級上がって保険料が安くなります。逆に保険を使うと、事故の内容によって翌年度の等級が1事故につき3等級もしくは1等級下がり、保険料が高くなります。20等級の割引率は63%と大きく、保険料を安くするには無事故で乗り続けることが大切です。

等級制度

バイク保険の等級制度で注意が必要なこととして、125cc以下と125cc超の間では等級を引き継ぐことができません。125cc以下のバイクに長年乗っていても、大型バイクに乗りたくなったらまた6等級からの契約となってしまいます。

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まとめ

ピンクナンバーのバイクとは、排気量が91cc~125ccのバイクです。ガレージに並べて眺めている分には保険の加入は必要ありませんが、道路を運転するのであれば少なくとも自賠責保険は必須です。無保険で走ると1年以下の懲役または50万円以下の罰金に加え、違反点数6点で一発免停となります。原付の自賠責はコンビニやインターネットなどでも加入できるので忘れずに加入しましょう。

また、自賠責の補償内容を考えると任意保険にも加入した方がよいでしょう。ファミリーバイク特約とバイク保険を比べてより自分に合った方を選ぶとよいでしょう。バイク保険については当サイトで見積もりを取ることが可能です。ぜひ利用して保険料や補償内容を比較してみてください。

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