バイクのエアバッグは必要?データで検証!

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今や、クルマには当たり前に備えられている「エアバッグ」。エアバッグは、事故の衝撃から身体を守ってくれる重要な役割を果たしています。また、バイクにおけるエアバッグも年々利用者が増えているといわれています。この記事では、バイクでのエアバッグの必要性についてデータを踏まえて解説していきます。

バイク事故の現状

まずは、バイク事故の現状からみていきましょう。

交通事故死者数構成率

バイクの死亡事故

二輪車の交通死亡事故統計(2021年中) 警視庁 (tokyo.lg.jp)

2021年中の都内の二輪車(原動機付自転車を含む)乗車中の交通事故死者数は全体の約26.3パーセントを占め、全国平均の17.6パーセントよりも高くなっています。都内は特にバイクの死亡事故の確率が高いということが分かります。都内においては、通勤時(出勤と退勤の合計)の事故が全体の半数以上となっています。

致命傷部位

致命傷部位

二輪車の交通死亡事故統計(2021年中) 警視庁 (tokyo.lg.jp)

2021年、都内においてバイク死亡事故の原因となる損傷主部位は、頭部、胸部、腹部が大部分を占めています。中でも頭部は6割以上を占めており、頭部が致命傷となり死亡するケースが多いことが分かります。

エアバッグとは?

エアバッグは、事故時などの衝撃の反射で膨らむ袋のことをいいます。事故被害を軽減させる目的で用いられており、日本のほとんどのクルマに搭載されています。バイクにおいては、2006年にHondaが初めて米国にて世界初のエアバック付き二輪車を発売し、ここ数年では国内においてもバイクのエアバックがどんどん普及してきていると言われています。

バイクのエアバッグの種類

バイクのエアバックは主に2種類あります。

①着るエアバック

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着用するエアバッグは、昨今ではニーズが増えてきているといわれています。USBコードによる充電や、胸元のボタンを留めることで通電する仕組みなど、デザイン含め現代にあったスマートなモデルがどんどん出てきています。また、当然立ちゴケや超低速走行での転倒では開かない安全安心の設計となっています。

②バイクに搭載されているエアバック

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クルマほど普及しているわけではないものの、バイク本体にエアバッグが搭載されているモデルも出てきています。衝突時によるライダーの飛び出しを抑制し、衝突相手車両や路面などとの打撃による傷害を軽減させる効果が期待できます。

エアバッグの有無による負傷率

エアバックの負傷発生率

鈴鹿サーキットにおける安全対策と救急体制

鈴鹿サーキットでの調査によると、エアバック作動時は最も致命傷に繋がりやすい頭部の負傷率が7%低いという結果となっています。このデータから、エアバックを装着することで死亡事故のリスクを減らすことができることが分かります。

エアバッグ装着率の増加

装着率の増加

鈴鹿サーキットにおける安全対策と救急体制

新型コロナウイルス流行前のデータとなりますが、鈴鹿サーキットの二輪レースにおける二輪用エアバック装着率(全年齢層における装着率)は、2016年の20%に比べて、2018年は32.6%まで向上しているとのことです。約3人に1人がエアバックの装着をしているということが分かります。

エアバッグはあくまで緩衝材

エアバック+バイク保険でより安心

注意しなければならない点は、エアバックはあくまで事故時の衝撃を緩和させる役割にすぎないということです。エアバックがあるからといって無傷で済むというケースはほとんどありません。エアバックが発動する事故は、それなりの規模の衝撃が予測されたときです。また、事故によってはエアバックが作動しないケースもあります。エアバッグ装着だけでなく、万が一の事故に備えて任意保険にもしっかり加入しておきましょう。

バイク保険を探す際は、一括見積サービスなどを活用すると効率よく比較できます。

任意保険に加入するメリットは?

上記の図をみてわかる通り、「自賠責保険」では、事故時の”相手のケガ(または死亡)”しか補償することができません。かつ、支払い額には3,000万円(死亡時)という上限もあります。
要するに、「自賠責保険」は最低限の補償のみということです。最悪のケースを想定すると、任意保険にも加入しておいた方が安心であるということがわかります。

まとめ

さて今回の記事では、バイクでのエアバッグの必要性について解説をしました。バイク事故の致命傷の6割は頭部であり、エアバックを装着することによって頭部への負傷率が7%減少したというデータが出ています。バイクのエアバック着用率も増加傾向にあり、これからさらに需要が増えていくことが予想されます。エアバックはもちろん任意保険も同時に備え、安心安全なバイクライフを送りましょう!

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