400㏄バイクの年間維持費は?

投稿日:2020年11月27日 更新日:

400ccのバイクは普通自動二輪免許で乗ることができる中型バイクです。高速道路も走行でき、公道を走るには十分なパワーがあります。バイクに長く乗り続けるには本体の価格以外にも維持費がかかってきますよね。今回は400㏄の維持費や維持費を節約する方法について解説していきます。

400ccの維持費は?

400ccのバイクに乗る場合、1年間にかかる維持費の目安は約19万円です。バイクにかかる税金や保険料などの内訳は以下の通りとなります。

400ccバイクの年間維持費
項目 費用
軽自動車税 6,000円
重量税 1,900円
自賠責保険 4,380円
任意保険 28,813円
車検代 20,000円
ガソリン代 36,000円
駐車場代 60,000円
メンテナンス代 30,000円
年間維持費 187,093円

※自動車税・軽自動車税(種別割)は、2019年10月1日以降に新規登録したバイクを想定。
※自賠責保険料は、24ヶ月契約した場合の1年分を想定。
※任意保険料は損害保険料率算出機構「2023年度(2022年度統計)自動車保険の概況」の「二輪車」の契約保険料を契約台数で割ったもの。
※ガソリン代は180円/Lで25km/Lの燃費性能、年間5,000km走行を想定。
※駐車場代は月額5,000円を想定。

軽自動車税(種別割)

軽自動車税は毎年4月1日時点のバイク所有者に対して課せられる税金で、市区町村から納税通知が送られてきます。400㏄のバイクの場合は年間6,000円課せられます。

自動車重量税

「重量税」という名前ですが、バイクの場合は排気量によって税額が異なります。400ccのバイクの場合は年間1,900円です。実際には新車登録タイミングや、車検のタイミングで次の車検までの税額をまとめて払うため、新車登録時は3年分、車検時には2年分の支払となります。

総排気量 税額
250cc超 1,900円/年(登録後12年まで)
2,300円/年(登録後13年~17年)
2,500円/年(登録後18年以上)

自賠責保険

バイク所有者は自賠責保険に加入する義務があります。新車登録時は3年分、車検時には2年分をまとめて払います。車検を受ける際に自賠責保険の余裕を持つために、25か月や37か月といった中途半端な期間で加入できるようになっています。保険料は排気量によって異なり、400ccの場合は以下の通りです。

契約期間 250㏄超
12か月契約 7,010円
24か月契約 8,760円
25か月契約 8,910円
36か月契約 10,490円
37か月契約 10,630円

※離島以外の地域(沖縄県を除く)の2023年4月1日改定の自賠責保険料。

バイク保険(任意保険)

任意保険は、自賠責保険でカバーできない範囲を補償してくれる保険です。自賠責保険では相手のケガや死亡のみ補償され、補償金額も上限があるため補償が不十分になる可能性もあります。特に事故によっては1億円を超える高額な賠償もありえるため、任意保険に加入して備えることが大切です。 

任意保険料は様々な条件で変わるため一概にこのくらいの額ということは言えませんが、どれくらいの保険料になるのか知りたい方もいるのではないでしょうか。そこで、参考までに、当サイト「インズウェブ」のバイク保険一括見積もりサービスを利用したユーザー(2023年4月~2024年3月)から調査した年代別の保険料の平均を紹介します。

125㏄以下 125㏄超~250㏄以下 250㏄超
17歳~20歳 84,625
円/年
116,680
円/年
117,402
円/年
21歳~25歳 46,146
円/年
55,586
円/年
57,308
円/年
26歳~29歳 36,857
円/年
40,785
円/年
43,557
円/年
30代 35,811
円/年
34,442
円/年
35,821
円/年
40代 34,911
円/年
31,551
円/年
31,215
円/年
50代 34,325
円/年
31,490
円/年
32,307
円/年
60代 32,367
円/年
33,367
円/年
33,728
円/年
125㏄以下 125㏄超~250㏄以下 250㏄超
17歳~20歳 21,315
円/年
36,810
円/年
49,512
円/年
21歳~25歳 17,660
円/年
24,811
円/年
21,244
円/年
26歳~29歳 19,605
円/年
19,896
円/年
21,765
円/年
30代 12,651
円/年
15,813
円/年
17,412
円/年
40代 12,608
円/年
15,015
円/年
16,088
円/年
50代 14,036
円/年
15,285
円/年
16,101
円/年
60代 12,863
円/年
17,546
円/年
18,165
円/年
125㏄以下 125㏄超~250㏄以下 250㏄超
17歳~20歳 83,903
円/年
115,112
円/年
116,026
円/年
21歳~25歳 45,727
円/年
54,561
円/年
56,396
円/年
26歳~29歳 36,265
円/年
39,317
円/年
41,864
円/年
30代 34,290
円/年
33,118
円/年
34,109
円/年
40代 32,632
円/年
29,612
円/年
29,257
円/年
50代 32,237
円/年
29,328
円/年
29,716
円/年
60代 30,344
円/年
30,395
円/年
30,457
円/年

※20代で細かく分けているのは、バイク保険の年齢条件の設定が、全年齢、21歳以上、26歳以上に分けられるためです。

20歳以下の場合、年間10万円を超えることも多いですが、事故を起こさずに30代、40代になり20等級になった場合は年間1~2万円ほどで済むケースもあります。同じ条件や補償内容でも、保険会社によって保険料が変わってきます。実際に見積もりを取って今の保険料が高すぎないか確認してみるのもよいでしょう。

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車検費用

250㏄超のバイクは車検が必要になります。新車登録時は3年後ですが、それ以降は2年ごとに車検を受けることが義務付けられています。車検に必要最低限かかる法定費用は、上で紹介した自動車重量税と自賠責保険の他に、1800円程度の印紙代がかかります。
また、車検を業者に依頼する場合には、点検・整備費用や車検代行費用などが必要で2~4万円ほどかかります。さらに車検時にタイヤがすり減っていたり、オイルが切れていたりするとその分の交換費用もかかるので注意しましょう。
車検時には自動車重量税と自賠責保険の支払いも同時に行います。そのため、車検時にかかるお金は多くなりやすいです。車検前にはまとまった金額を準備しておきましょう。 

ガソリン代

バイクの燃費や、どの程度バイクに乗るかによってもガソリン代は変わります。400㏄のバイクの燃費は大体20~30km/Lです。25km/Lのバイクで年間走行距離を5,000km、ガソリン価格を180円/Lと考えると、年間のガソリン代は36,000円になります。

駐輪場代

バイクを停めておくのに駐車場・駐輪場代がかかります。なお、自宅が一戸建てで敷地内に止めることができるという場合やアパート・マンションでも駐輪場が無料で使えるという場合は不要になります。
どれくらいかかるかは立地や屋内・屋外、設備などによりますが、バイク用の駐車場だと月額数千円ほどが多いです。都市部ではさらに高くなります。また、盗難や雨風から愛車を守りたい場合はガレージやコンテナを借りることもあるでしょう。その場合は1万円~数万円ほど必要になります。

メンテナンス代

バイクに乗り続けるためには、タイヤやオイルなど消耗品部品の交換やメンテナンスが必要です。走行距離によっても変わりますが、年間3万円程度をみておきましょう。普段からメンテナンスをしていないと車検のときに費用が大きくかかることになります。定期的にメンテナンスを行い、安全運転を心がけましょう。

維持費を節約する方法は?

バイクの維持費のうち、税金や自賠責保険は必ず支払う必要がありますが、それ以外の費用を見直すことで抑えることができます。バイクの維持費を節約する方法をいくつか紹介します。

燃費を意識した運転をする

近年はガソリン価格が高騰し、長距離を運転するほどガソリン代がかかってしまいます。そのため、燃費を意識した運転をして少しでもガソリン代を節約していきましょう。例えば、以下のようなことを意識することがおすすめです。

  • 急発進、急停止など「急」がつく走り方をしない
  • 適切なシフトチェンジをおこなう
  • 無駄なアイドリングを避ける
  • 荷物を減らす

定期的にメンテナンスをおこなう

バイクに長く乗り続けるには日頃のメンテナンスが大切です。お店でやってもらうこともできますがその分工賃等がかかってしまいますので、オイル交換やチェーンのメンテナンスなど自分で出来るものは自分でおこなうと費用を抑えることができます。
メンテンナンス代を節約したいあまりに不具合をそのままにしてしまうと故障に繋がってしまうため、メンテナンスを減らして節約するのはやめましょう。修理代や買い替えで予想外の出費が必要になる可能性がありますので、定期的に整備をするのが大事になります。

車検代を安くする

バイクの車検をディーラーや車検専門店、バイク用品店へ依頼する場合は代行手数料や技術料などで費用がかかります。業者によって料金が変わるため、安い業者を選ぶことで節約することができます。
また、定期的に自分でバイクのメンテナンスを行っている場合は、車検時の備品交換などを減らせるため車検費用の節約につながります。また、バイクの整備技術と知識が求められますが、ユーザー車検にすることでも業者への代行手数料や工賃などをカットできます。ただし、事前に予約を取る、書類や点検整備記録書を自分で用意する、平日に運輸支局にバイクを持ち込むなどの手間がかかりますので注意しましょう。 

任意保険を見直す

10代や20代など年齢が若い場合は任意保険の保険料が高額になることが多いです。補償内容を確認して、必要以上の補償が付いていないか見直しましょう。特に車両保険を付けていると保険料が大幅に上がることが多いので注意しましょう。

また、ディーラーやバイクショップでバイクを購入する際に、お店の方から勧められた任意保険にそのまま入っていませんか?そこで加入できるのは主に代理店型と呼ばれるバイク保険で、代理店手数料や人件費等があるため保険料も割高になっていることが多いです。

こういった手数料をカットしたいなら、保険会社と直接契約するダイレクト型の任意保険を検討するのがおすすめです。ダイレクト型にはインターネット割引等があり、代理店型よりも保険料が安くなることが多いです。
どんな保険会社があるか分からないという方でも、バイク保険一括見積もりサービスなら、必要な条件を入れるだけで複数の会社から無料で見積もりを取ることができます。毎年の保険料が安くなれば維持費も大きく節約できるので、ぜひ試してみましょう。

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まとめ

400㏄のバイクは、普通自動二輪免許で運転できる最大の排気量です。ツーリングなどが趣味な方にはおすすめのバイクでしょう。長く乗り続けるためには、バイク本体の価格だけでなく維持費も考慮したいですね。また維持費で見直しやすいものの一つが、バイクの任意保険です。バイク保険の一括見積もりで安い保険を簡単に見つけましょう。

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