
2026年4月30日、損害保険料率算出機構は金融庁長官に対し自賠責保険の基準料率変更にかかる届出を行いました。バイクの自賠責保険料はどのように変わるのでしょうか?
目次
2026年11月からの自賠責保険料
2026年11月1日から適用される自賠責保険料について、バイクの保険料がどのように変わるのか紹介します。なお、保険料は地域や保険期間、車種によって異なります。
離島以外の地域(沖縄県を除く)
沖縄県以外に住む人の多くは以下の表に記載の保険料が適用されます。
()内は現行の保険料との差額です。例えば、251cc以上の24か月契約の場合は880円の値上げ、126cc~250ccの60か月契約の場合は1,170円の値上げとなります。
| 12か月 | 24か月 | 36か月 | 48か月 | 60か月 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 小型二輪 (251cc以上) |
7,730円 (+720円) |
9,640円 (+880円) |
11,510円 (+1,020円) |
- | - |
| 軽二輪 (126~250cc) |
7,800円 (+700円) |
9,780円 (+860円) |
11,700円 (+990円) |
13,560円 (+1,090円) |
15,370円 (+1,170円) |
| 一般原付 (125cc以下) |
7,730円 (+820円) |
9,630円 (+1,070円) |
11,480円 (+1,310円) |
13,280円 (+1,520円) |
15,030円 (+1,720円) |
出典:損害保険料率算出機構
離島地域(沖縄県を除く)
| 12か月 | 24か月 | 36か月 | 48か月 | 60か月 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 小型二輪 (251cc以上) |
6,420円 (+590円) |
7,080円 (+640円) |
7,710円 (+680円) |
- | - |
| 軽二輪 (126~250cc) |
6,140円 (+560円) |
6,490円 (+570円) |
6,830円 (+580円) |
7,170円 (+590円) |
7,500円 (+600円) |
| 一般原付 (125cc以下) |
5,970円 (+560円) |
6,150円 (+560円) |
6,340円 (+580円) |
6,520円 (+590円) |
6,700円 (+600円) |
出典:損害保険料率算出機構
沖縄県(離島地域を除く)
| 12か月 | 24か月 | 36か月 | 48か月 | 60か月 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 小型二輪 (251cc以上) |
5,940円 (+550円) |
6,120円 (+560円) |
6,300円 (+570円) |
- | - |
| 軽二輪 (126~250cc) |
5,970円 (+550円) |
6,170円 (+560円) |
6,350円 (+560円) |
6,540円 (+570円) |
6,730円 (+580円) |
| 一般原付 (125cc以下) |
5,970円 (+560円) |
6,150円 (+560円) |
6,340円 (+580円) |
6,520円 (+590円) |
6,700円 (+600円) |
出典:損害保険料率算出機構
沖縄県の離島地域
| 12か月 | 24か月 | 36か月 | 48か月 | 60か月 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 小型二輪 (251cc以上) |
5,940円 (+550円) |
6,120円 (+560円) |
6,300円 (+570円) |
- | - |
| 軽二輪 (126~250cc) |
5,970円 (+550円) |
6,170円 (+560円) |
6,350円 (+560円) |
6,540円 (+570円) |
6,730円 (+580円) |
| 一般原付 (125cc以下) |
5,970円 (+560円) |
6,150円 (+560円) |
6,340円 (+580円) |
6,520円 (+590円) |
6,700円 (+600円) |
出典:損害保険料率算出機構
保険料値上げの理由は?
保険料の値上げの要因として、①契約の事務処理や損害の調査等に充てられる社費と代理店手数料の上昇、②保険金の支払に充てられる純保険料率の引き上げの2つが挙げられています。
社費と代理店手数料の上昇
物価や賃金の上昇を背景として、自賠責保険の締結・管理や損害の調査、保険金の支払いを行うためのコストが上昇しています。デジタル化や業務効率化を進めて経費削減も行っていますが、インフレの進展により社費の収支は赤字の状態となっています。よって、収支均衡の状態を目指すために保険料の値上げが行われます。
純保険料率の引き上げ
現在適用されている自賠責保険料は2023年4月に引き下げ改定されたものですが、これはコロナ禍の事故減少の影響で多額となった滞留資金7,239億円(2022年度末時点)を契約者に還元するために、大幅な赤字の水準で設定されています。
その後、事故率は緩やかに減少しているものの、保険金の支払の進捗により滞留資金の残高が2025年度末時点で約2,000億円減少しています。事故率の減少による保険料率の引き下げ余地よりも赤字部分に充当するための滞留資金減少の影響の方が大きく、新たに収支均衡を図るために保険料の引き上げが行われます。
バイクの自賠責保険よくある質問
いつの契約から保険料が変わる?
保険料が変わるのは保険始期日(補償の開始日)が2026年11月1日以降の契約です。10月31日までに補償が開始される契約については現在の保険料のままです。11月以降の値上げ分が追加で徴収されるというようなことはありません。
バイクの自賠責保険はどこで契約できる?
車検がある250cc超のバイクの場合、保険会社の営業所か保険代理店で加入しますが、通常は車検のタイミングで継続の契約を行います。車検をショップなどに任せている場合は車検と一緒に自賠責の手続きも行ってくれます。
250cc以下の場合はバイクショップなどの保険代理店のほかに、コンビニやWebからでも自賠責保険に加入することができます。
自賠責保険は何年契約がいい?
250cc超の場合は車検時に2年(24か月)で契約することになりますが、250cc以下の場合は1年(12か月)契約から5年(60か月)の契約まで選べます。自賠責保険は長期で加入するほど1年あたりの保険料は安くなるので、5年後もバイクに乗っているのであれば60か月の契約がよいでしょう。
ただし、自賠責保険を途中解約できるのはバイクを抹消登録したときや重複して自賠責保険を契約してしまったときなどに限られます。また、保険料には諸経費が含まれているため、解約時の返戻金は単純に残りの期間を月割りした額より少なくなります。途中でバイクに乗らなくなることが分かっているのであれば、その時までの期間で加入しましょう。
任意保険も値上げ傾向!保険会社を比較して安い会社を探そう
任意保険は自賠責保険に先駆けてすでに値上げが始まっています。自賠責保険の場合は保険料は一律ですが、任意保険では保険料の上り幅や値上げの時期、元の保険料水準などは保険会社によって異なります。そのため、少しでも保険料の安い会社を探すためには複数の保険会社の見積もりを取って保険料を比較することが大切です。
インズウェブのバイク保険一括見積もりサービスを利用すれば一度に複数の会社の見積もりを取ることができます。ぜひ利用して保険料の安い保険会社を探してみてください。



