念願のバイク免許を所得し、いざバイクライフをスタートさせようと意気込んだものの最初は不慣れで思うような運転ができなかったり、運転初心者の方でなくとも走行コースによって理想通りの運転ができない場面に遭遇し悩むこともあるかもしれません。そんな時「バイクの運転を練習しライディングスキルを上げたい!」と考えますよね。この記事では、バイクの免許を取得したあとに練習できる場所や方法ついて解説してきます。
本格的な練習をする前に
何が不得意かを把握しよう
バイク初心者が最初に理想通りの運転ができないことはとても自然なことなので、悔しがったり悩む必要はありません。クルマの運転と比べても、バイクの運転ではライダーの運転操作により正確性が求められ難易度も上がってきます。まずは、自分が不得意だと思う部分を抽出しましょう。「ブレーキ時に余裕を持って止まれない」「低速走行時に安定しない」「右カーブが難しい」など、最初は様々な課題が出てくるかと思います。苦手ポイントを事前に把握しておくことで、教習の際などでもスムーズかつ重点的に学ぶことが可能です。
任意保険に加入
任意で加入できる「任意保険」に未加入の場合は、しっかりと加入をしてから練習をした方が格段に安心です。単独事故や対物事故の場合は任意保険に加入していないと基本的には全て自費で支払わなければならず、一生を棒にふるう金額になる可能性も大いにあります。自分が気を付けていても、他人の車やバイクから突っ込まれたりと不慮の事故に巻き込まれてしまう可能性も大いにあります。運転に不慣れなほど事故リスクは上がるため、任意保険会社に加入してから練習をすることをおすすめします。
任意保険の選び方は?
練習する場所・方法
警察主催のバイク安全教室
警察主催のスクールは都道府県によって実施しているところとしていないところがあるので、ホームページなどで確認することができます。(例えば東京都の場合はこちら)都道府県によって違いがありますが持ち込みバイクを使用することができる場合がありますので、自分のバイクで練習することができる可能性もあります。
協会主催の安全運転講習
日本二輪車安全協会が主催する、安全運転技術の向上と交通法規・マナー遵守を目的とした体験型二輪車安全運転講習会があります。安定したブレーキング、コーナリング、スラローム走行などを訓練することができます。持ち込みバイクを使用することができるので、自分のバイクで練習することができます。
教習所のペーパーライダースクール
教習所によっては、バイクのためのペーパードライバー練習を実施しています。ただ、ブランクなどによりバイクの乗り方を忘れてしまった初心者対象の練習のみを実施している教習所が多いです。教習所によってはスキルアップスクールなどを実施しているところがありますので、まずは卒業した教習所のホームページを確認してみましょう。
各バイクメーカーのスクール
大手バイクメーカーがバイクのスクールを実施しています。ヤマハの大人のバイクレッスン、ホンダのバイクのスクール、カワサキのKAZEグッドライダーズスクールなどがあります。基本的にはバイクを持ち込むことはできないため、自分のバイクで練習をしたい方には不向きかもしれません。
スクールは費用が掛かるので注意
大手バイクメーカーのスクールや練習会に参加するには費用がかかります。ガソリン代や高速道路代も合わせると1回の参加で2~3万円くらい必要になるため、定期的に参加するとなると結構な額になってしまいます。
節約できるところは節約できるよう、駐輪場代や任意保険料はできるだけ比較検討をして抑えていきましょう。バイク保険一括見積サービスなどを利用することで保険料を簡単に比較することが可能です。
練習に向かない場所
公道
運転に慣れていないにも関わらず、クルマや人が少ないからと言って公道や峠を練習場所にしてしまうと転倒や事故により第三者にも被害を及ぼす恐れがあるため避けましょう。冒頭に述べた通り、任意保険に加入していなければ一生を棒にふるう賠償金が発生する可能性があります。
駐車場
たとえ自分が契約している広い駐車場だとしても、本来の目的以外の使用をした場合は駐車場の管理人さんに注意をされる可能性があります。また、他に駐車されているバイクなどを傷つけてしまう可能性などもゼロではないため、駐車場での練習はおすすめできません。
空地
広い空地などは一見練習できるように見えますが、空地は誰かの私有地となります。土地の持ち主から用途なども含めて承諾を得ていれば問題ないですが、勝手に入り込んで迷惑行為をすればトラブルのもととなってしまうため避けるようにしましょう。
練習後に自信がついたら?
慣らし運転からスタート
ある程度の練習や講習をこなしたとしても、まずは「慣らし運転」から始め運転自体の感覚を掴んでいくことをおすすめします。徐々にバイクを動かすことで車体にも運転の動きを覚えさせることができるため、慣らし運転をすることで長期的かつ安全に走行することができます。
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早朝での練習
練習や慣らし運転をしてある程度自信がついたら、近所の慣れ親しんだ道や交通量の少ない道路で運転してみましょう。深夜は暗くて初心者には危険であるため、視界も良く人通りが少ない早朝がおすすめです。最初は近所を一周するだけでも大丈夫なので、徐々に長い距離を乗れるように練習していきましょう。
早朝の場合、安全な反面「音がうるさい」などの苦情が入る可能性があります。あまりにも早い時間は避け、練習頻度やエンジン音などにも配慮が必要です。
まとめ
今回は、バイクの免許を取得したあとに練習できる場所や方法ついて解説しました。まずは自身の苦手な部分を把握し、しっかりと任意保険にも加入したうえで自分に合った講習やスクールを選定してみましょう。
ある程度運転のコツを掴むことができたら、慣らし運転も兼ねて徐々に公道で運転をすることで、さらに運転技術が向上します。しっかりと手順を踏んで、快適なバイクライフをスタートさせましょう!