バイク事故の怖い話。本当に怖い費用負担…

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バイク保険未加入のままバイクに乗っていませんか??それって実は本当に怖い話なんです。バイクで事故を起こした場合相手の被害によっては数千万円から数億円の賠償になることもあり、たった1日でそれなりの生活がどん底の生活になることも…バイク保険に入らないとどんな怖いことが待っているか考えてみましょう。

バイク保険未加入、何が怖い??

自賠責保険に加入しているのにバイク保険に加入する意味はない!?

自賠責保険に入ってるわけだし、さらに高いお金を払ってまでバイク保険に加入する意味はないといった意見をちらほらと聞く機会がありました。

確かに事故を起こさないのであればバイク保険は高額でもったいない出費でしかないでしょう。

でも今一度考えてもらいたいことがあります。

今まで事故を起こした人は、自分が事故を起こすと考えていたでしょうか??

バイク保険に加入しないと怖いもの

なぜバイク保険に加入しないと怖いのでしょうか?ヒントはバイク事故の際に発生する何かです。

例えば、バイク事故を起こした側であれば、被害者の治療費、被害者の物的損害に対する補償、自身の治療費、自身のバイクの修理費、裁判をする場合は弁護士費用など多くのお金がかかります。

またバイクで事故にあった場合も、自分の過失の度合いによっては自分の治療費やバイクの修理費以外に相手の治療費、相手の修理費を負担する必要がある場合があります。

実際にあった高額賠償の例

実際の高額賠償の例を覗いてみましょう。事故を起こしてしまった場合、その相手方の被害によっては数億円の賠償を背負うことになります。

人身事故
認定総損害額 態様 裁判所 判決年 被害者年齢性別 被害者職業
52,853万円 死亡 横浜地裁 2011年 男41歳 眼科開業医
45,381万円 後遺障害 札幌地裁 2016年 男30歳 公務員
45,375万円 後遺障害 横浜地裁 2017年 男50歳 コンサルタント
物件事故
認定総損害額 裁判所 判決年 被害物件
21,635万円 神戸地裁 1994年 積荷(呉服・洋服・毛皮)
13,450万円 東京地裁 1996年 店舗(パチンコ店)
12,036万円 福岡地裁 1980年 電車・線路・家屋

出典:損害保険料算出機構 自動車保険の概況 2020年度版

この金額は自賠責保険だけで賄えるのでしょうか??答えは賄えないです。

その理由は自賠責保険とバイク保険の補償対象と内容を知ればわかります。

自賠責保険と任意保険の違い

まず大前提として自賠責保険には制限付きの対人賠償保険の機能しかありません。

自賠責保険とバイク任意保険

そのため事故を起こした際、壊したものの修復にかかる費用や自身の治療費は自分で負担しなければなりません。

また自賠責保険の場合は最大でも4,000万円までしか補償されないので、上記のように数億円の賠償金の支払いが生じた場合は差額を自腹で払わなければいけません。

ちなみに損害賠償は支払わないと財産や給与の差し押さえが行われてしまい、さらに苦しい状況に置かれることになってしまうので逃げるのはお勧めしません。

主な保険の補償範囲を簡単に解説

主なバイク保険の内容を簡単に紹介します。またこれらは様々な保険の一部なので他にも必要な補償に合わせて保険に加入することをおすすめします。

対人賠償保険

事故を起こした際、相手の人に対して発生した損害を補償する保険です。自賠責保険では死亡事故の場合最大3,000万円、傷害に対しては最大120万円、後遺障害に対して最大4,000万円の補償金がでます。バイク保険の対人賠償保険は自賠責保険で補償しきれなかった金額を補償するために加入するものです。加入は無制限がおすすめです。

対物賠償保険

事故を起こした際、相手のものに対する損害を補償する保険です。自賠責保険には含まれないため、もし加入していない状態で事故を起こした場合、賠償金全額を自費で出費することになります。上記にあった通り、場合によっては数億円の賠償になることもありますので無制限がおすすめです。

人身傷害保険

過失割合に関わらず、自身や同乗者が死傷した場合の保険金額を上限としてケガなどの被害額を全額補償する保険です。治療費だけでなく、休業損害なども含めて実損額を幅広く補償することも特徴で、示談交渉が長引いているときでも支払いを受けることができます。

搭乗者傷害保険

被保険バイクの事故により運転者や同乗者が死傷したとき、入院・通院日数また部位症状別に定額の保険金が支払われる保険です。保険金の支払いが早いことが特徴で、損害額自体が固まっていない段階でも保険金を受け取れます。

車両保険

自分のバイクの修理費用を補償する保険です。補償の範囲は他の自動車やバイクとの衝突の損害のみを補償するものから、単独事故や災害による損害を補償するものまで様々です。また自動車とは違い基本的に盗難による損害は含まれていないので加入の際は内容を精査する必要があります。

事例から学ぶ事故時の補償の違い

では実際に事故を起こした場合に支払う費用についても見ていきましょう。

ケース1 歩行者にケガを負わせてしまった

もし運転中に信号のない横断歩道を渡っている歩行者に衝突してしまい、被害者は頭を地面に強打し9等級相当の言語障害を負ってしまった。自身も転倒し頭をかばった際に右腕を骨折してしまった。相手のケガに対する賠償に自身の治療費を支出する必要がある。

支払う必要がある費用 自賠責保険での補填可能額 バイク保険での補填可能額
被害者への対人賠償額
1,200万円
616万円 584万円
自身の治療費
30万円
0円 30万円
支払額総額
1,230万円
自賠責保険のみ加入している場合の最終的な自己負担額
614万円
任意保険にも加入していた場合の最終的な自己負担額
0円

ケース2 他のバイクと衝突してしまった

信号のない同程度の道幅の十字路を直進中、左から出てきたバイクに衝突してしまった。幸いお互いのバイクがクッションになり、大きなケガはなかったが、バイクは両車ともにボロボロになってしまった。お互いのバイクの修理費は50万円で差はなかったが、過失割合が7対3だったので相手に損害額35万円を補償する必要がある。

支払う必要がある費用 自賠責保険での補填可能額 バイク保険での補填可能額
相手のバイクの修理費
35万円
0円 35万円
自身のバイクの修理費
35万円
0円 35万円
支払額総額
70万円
自賠責保険のみ加入していた場合の最終的な自己負担額
70万円
任意保険にも加入していた場合の最終的な自己負担額
0円

ケース3 お店に突っ込んでしまった

スピードを落とさずT字路を左折した際、ハンドルをとられ上手く曲がれず勢いそのまま正面の店舗に突っ込んでしまった。幸い朝早かったこともあって店舗に客はおらず店舗側にケガ人はいなかったが、店のウインドウ部分を大きく破壊して、店の商品にも損害を出してしまった。また事故を起こした本人も腕の骨折や、ガラスが刺さるなどの大ケガを負った。また自身のバイクもところどころ破損してしまい修理が必要である。

支払う必要がある費用 自賠責保険での補填可能額 バイク保険での補填可能額
被害者への対物賠償額
3,000万円
0円 3,000万円
自身の治療費
50万円
0円 50万円
自身のバイク修理費
10万
0円 10万円
支払額総額
3,060万円
自賠責保険のみ加入している場合の最終的な自己負担額
3,060万円
任意保険にも加入していた場合の最終的な自己負担額
0円

ケース4 高級車にぶつかられてしまった

道幅が同程度の信号のない十字路を直進中右側から出てきた車にぶつかられた。幸いバイクの先端部分が相手の車のバンパー部分にぶつかったため、奇跡的にケガを負わずに済んだが、バイクも自動車も修理が必要である。過失割合は3対7とこちらが小さかったが、相手が高級車だったので修理費用が高かったため、補償しなければいけない額も大きくなってしまった。

支払う必要がある費用 自賠責保険での補填可能額 バイク保険での補填可能額
自動車の修理費用
30万円
0円 30万円
バイクの修理費用
6万円
0円 6万円
支払額総額
36万円
自賠責保険のみ加入している場合の最終的な自己負担額
36万円
任意保険にも加入していた場合の最終的な自己負担額
0円

事故を起こした際の流れ

もしも自分が事故を起こしてしまった場合はどうしたらいいのでしょうか??簡単にまとめてみました。

  1. 慌てずにバイクを安全な場所に移動し、自分も安全な場所に避難してください。ケガ人がいる場合はケガ人の救助を最優先に行います。(絶対に逃げてはいけません、救護義務違反など罰が重くなります。)
  2. 物損等のみの場合はまず警察に報告します。ケガ人がいる場合はその前に救急車を呼びましょう。
  3. 警察に報告した後は契約している保険会社に電話します。バイクの損傷具合や、自力走行可能かなど詳しく確認されますがなるべく詳しく答えましょう。ただし、事故に不利な供述は強要されませんので、嘘だけはつかないように回答したら問題ありません。保険に加入しておらずバイクが自力走行不可能な場合はJAFをよんでバイクを移動しましょう。
  4. 事故状況の情報収集をします。衝突地点や停車位置、スリップ跡などの証拠収集や目撃者の住所、氏名、連絡先、目撃情報を収集することは、あとで事実に基づいていない不利な裁判を回避することにつながるかもしれません。
  5. もし保険に加入していない場合、この後の示談交渉や裁判は自力で行わなければなりません。莫大な賠償金になるかもしれませんが誠実に対応してください。保険会社に加入している場合その後の対応は保険会社に従うようにしてください。

まとめ

バイク保険に加入しないと何が怖いかご理解いただけたでしょうか?

バイク保険の加入者は現状4割程度しかいません。正直にいってかなり少ない状況です。

対人賠償 対物賠償 搭乗者傷害 人身傷害 車両
バイク 43.8% 44.5% 26.6% 14.4% 1.6%
自家用普通乗用車 82.8% 82.7% 30.3% 81.6% 62.3%

出典:損害保険料算出機構 自動車保険の概況 2020年度版

ですが、下の表を見てもらえばわかるように実は交通事故の加害者になってしまう可能性は車と大差がないです。

保有台数総計 交通事故の第一当事者 交通事故の第一当事者の割合
自動車 78,151,466 276,421 0.35%
バイク 3,676,909 12,574 0.34%

出典:警察庁 統計表

まずはバイクだから事故にあわない、起こさないでなく、バイクでも自動車と同じくらい事故を起こすということを自覚する必要があります。

そしてひとたび事故を起こしてしまえば自動車と同様に重たい罰を背負うことも自覚しなければいけません。

バイク保険に加入するということは、将来の事故のリスクを分散するという意味もあります。自分は事故を起こすという前提で考えれば、突然とんでもない金額を支払うよりも、決められた金額を常にはらって備えるほうが家計的にも優しいはずです。

もし普段からバイクに乗っているにもかかわらずバイク保険に加入していないのであれば、事故を起こす前になるべく早く加入することをおすすめします。

またバイク保険の加入を検討する際は弊社の見積もりサービスを使って保険選びに役立ててみてください。

  • この記事を書いた人

インズウェブ

「保険(Insurance)」とインターネット「ウェブ(Web)」の融合から、サイト名『インズウェブ(InsWeb)』が誕生しました。自動車保険の見積もりを中心として2000年からサービスを提供しています。現在の運営会社はSBIホールディングス株式会社となり、公正かつ中立的な立場で自動車保険のみならずバイク保険に関する様々なお役立ち情報も提供しています。

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