ファミリーバイク特約でもロードサービスを使う方法は?

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ファミリーバイク特約は、125cc以下のバイクや原付に乗るのであれば非常に経済的な特約です。広い補償範囲で簡単に付帯することができる便利な特約ですが、ファミリーバイク特約では「ロードサービス」を使用することができません。では、ロードサービスを利用するにはどうすればよいのでしょうか。解説していきます。

ファミリーバイク特約とは

ファミリーバイク特約とは、主に自動車保険にセットできる特約で、125cc以下のバイク、原付の事故を補償してくれます。(一部代理店型では、通常のバイク保険でもセットできます)
では、以下よりファミリーバイク特約の詳細を説明していきます。

広い補償対象

ファミリーバイク特約は、名前の通り家族にも適用される特約です。

①自動車保険の主な運転者となる人物
②その結婚相手
③同居中の家族
④別居中の子供(未婚)
を対象に、バイクが何台でも補償可能対象となります。家族一人が自動車保険にファミリーバイク特約を付帯していれば、広範囲で補償を受けられることが分かりますね。

2種類の補償内容

ファミリーバイク特約には一般的に自損傷害型と人身傷害型の2つのタイプがあります。この2つは相手への賠償(対人賠償・対物賠償)については変わりませんが、自身が死傷した場合の補償が異なっています。補償内容に関する詳細は、こちらの記事をご覧ください。

自賠責保険の代わりになる?

「親のファミリーバイク特約の適用となれば、自分は自賠責保険には入らなくて良いの?」などと思う方もいるかもしれませんが、あくまでファミリーバイク特約は、バイクに乗る人が必ず加入しなければならない「自賠責保険」にプラスして加入する保険だと考えてください。

例えば、対人賠償について、ファミリーバイク特約では自賠責保険で支払われる範囲の保険金は支払われません。自賠責保険はあくまで最低限の保険であるため、ファミリーバイク特約を利用することで、補償内容次第では自分のケガや単独事故への補償や、相手のバイク自体への補償(対物)まで補償範囲を広げることができるので、より安心です。

ロードサービスは付帯できる?

ファミリーバイク特約の場合は基本的にロードサービスを使うことができないため、バイクで遠出した際に事故に遭ってしまったりバイクが突然止まったりした場合は、バイクを押して帰るか自力で近くのバイク屋さんへ持っていくしかありません。

JAFなどのロードサービスは使える

JAFなどのロードサービスを提供している会社を利用すれば、保険会社のサービスが使えなくてもロードサービスを受けられます。ロードサービスの費用は提供する会社の値段設定や現場の距離によって様々ですが、遠距離のレッカー移動などでは一回20万を超えてしまうこともありえます。

また、加えてバイクの修理代や遠方でバイクを失った場合は帰宅するまでの交通費や宿泊費なども発生してしまうため上乗せで2万前後見ておく必要があるでしょう。バイク保険のロードサービスではこの交通費や宿泊費、修理代までサポートしてくれるところもあります。

ロードサービスを付帯するには

ロードサービスを付帯したい場合は「任意保険」に加入しなければなりません。バイク保険は「自賠責保険」と「任意保険」の二種類があります。自賠責保険は法律上必ず加入しなければならない保険で、任意保険は任意加入ですが自賠責保険で不足する補償を受けることができます。

ファミリーバイク特約と任意保険の違い

ファミリーバイク特約 バイク任意保険
加入 任意(自動車保険の特約) 任意
補償 内容 対人 契約中の自動車任意保険に準拠 1,000万円~無制限で選択
対物 契約中の自動車任意保険に準拠 1,000万円~無制限で選択
人身傷害 契約による 契約による
自損事故 契約による 契約による
排気量区分 125cc以下 なし
対象車 制限なし 契約車のみ
年齢制限 なし 契約による
等級 なし あり
ロードサービス 基本的になし あり(一部除く)

ロードサービス以外のメリット

任意保険には、ファミリーバイク特約にはない利点が他にもあります。

無事故継続で保険料が安く

ファミリーバイク特約には等級制度がないので、無事故を継続しても保険料の変動はありません。一方任意保険の場合は、無事故でいると等級に応じて保険料の割引率が高くなります。長期で契約する場合は任意保険のほうがトータル保険料が安くなる可能性があります。

補償をより手厚くすることもできる

任意保険にはファミリーバイク特約にはない補償がいくつかあります。例えば契約しているバイクの損害に備える車両保険や、自身のケガなどに備える搭乗者傷害保険などです。またその他にも、ツーリング先で落として壊してしまったスマートフォンやカメラの修理費用を補償してもらえる携行品特約などを追加することも可能です。

搭乗者傷害保険と人身傷害保険は混同されやすいのですが、人身傷害はあらかじめ設定した上限金額の範囲内で実際にかかった治療費などの損害額が保険金として支払われることに対し、搭乗者傷害はケガの状態や部位に関わらず定額の保険金が支払われることが一般的です。

自動車保険と同時加入で割引も

自動車保険と同じ会社でバイク任意保険に加入した場合、保険会社によっては保険料の割引を受けられたりギフト券のプレゼントを行っていたりすることがあります。金額はあまり大きくはありませんが、他の保険会社と保険料に差がほぼない場合は、この割引がある分だけ同じ保険会社にまとめた方が得となることがあります。ファミリーバイク特約はあくまで自動車保険の「特約」なので、このようなセット割はなかなかありません。

任意保険の選び方は?

バイク保険を取り扱う会社は多岐に渡るため、保険会社の選定に時間を費やしてしまうこともあります。保険会社によって保険料も補償内容もことなるため、一括見積サービスなどを利用して効率的に選ぶことをおすすめします。

まとめ

今回はファミリーバイク特約でロードサービスを利用したいときの方法や、ファミリーバイク特約とバイク任意保険の違いを紹介しました。それぞれの特徴を参考に、自分のバイクに合う保険を見つけていきましょう。任意保険の加入を検討する際には、一回で複数の保険会社を比較できるバイク保険の一括見積もりサービスを利用すると便利です。1社1社個別に見積もりを取るのと比べて手間を省け、より理想的な保険内容・保険料を効率的に探すことができるので、ぜひ利用してみてください。

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